美しい紅葉を見たくなったら「岩屋神社」を訪れるのも良いです。
ただし、ちょっとした冒険になることを心得ていればの話。
東峰村の山中にある「岩屋神社」は日田彦山線「筑前岩屋」からぐっと山奥に入ったところにあります。
駅では平成の百名水に選ばれた「岩屋湧水」もありました。
本殿に近づくと「馬の首根岩」の洞門が見えます。
岩に押しつぶされるようにある本殿。
この本殿には「宝珠石」「星の玉」と呼ばれている石が御神体として祀られています。
この宝珠石は天から降ってきた石だそうで、願いを叶える石だが見たものは目が潰れると言われ、今まで見たものはいないとされています。
で本殿の反対側を見てみると、
先ほどのくぐった洞門の上、「馬の首根岩」の上になります。
どうやら渡れるらしい。
しかし肩幅ほどの道の両サイドはもちろん絶壁です。。
渡ってみました。
立っては渡れません。
四つん這いです。
渡った先の景色。
振り返ると本殿に寄りかかる大岩が見えます。
本殿から先に進むと「針の耳」という割れた岩が見えます。
親不孝ものが通ると、上から岩が落ちてくるそうです。
色づいた道を歩いて行くと、
その先には「熊野神社」が高い岩穴に建てられています。
岩屋神社を回り込むように歩いて行きます。
美しい、秋色の道が続きます。
そしてここを登れと言っています。
死ぬ思いで登ると、絶景が待っていてくれました。
山の合間に、小さな集落が見えます。
さらに怪しげな森に入って行くと幾つかの洞穴が見えます。
これは「岩屋の鶯窟」(いわやのうぐいすくつ)。
奥に祭壇が設けられていますが、山伏などが修行に使った洞窟のようです。
奥の院に到達。
更に奥の「大日社」を目指します。
勾配のきつい階段を登ります。
苔侘びた道は気持ち良い。
やはり岩の上に社がありました。
なんとか登れそうなので登ってみます。
この浮遊感、堂に腰掛け、足を投げ出して景色を眺めます。
風が気持ち良い。
奇岩と絶景の「岩屋神社」。
知る人ぞ知る秘境です。
週末にお出かけしてみては、いかがでしょうか。
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