遠野郷

投稿日:

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秋深まる頃に「遠野」の里を訪れました。
柳田國男の「遠野物語」の舞台であり、民話と伝承の里です。

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遠野の入口で鹿のお出迎えをを受けました。

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遠野の道を走っていると「キツネの関所」という標識を見つけました。
酒で酔った帰り道、きれいなお姉さんに誘われてみるとそれはキツネだったというお話です。
そんな妖怪を含む民話伝承が各地に残されているのが遠野です。

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【曲り家】
古の遠野では「曲がり屋」という形の屋敷が点在し、そこで昔話が語り継がれていました。

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「南部曲り屋 千葉家」は映画「蜩の記」に使われた国重要文化財の建物です。

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茅葺の重厚な屋敷は一見の価値があります。

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かつて大飢饉の折、当時の千葉家当主が貧困に喘ぐ村人救済のために普請したのがこの「千葉家」屋敷。

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建築に10年の歳月を要したそうです。

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歴史を感じさせる風格とともに老朽化も進み、来年から5年間は修復のため見学出来なくなるそうです。

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僕が訪れた時も、着々と工事が進んでいるようでした。

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L字形の建物は住居と馬屋を連結しています。

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かつては25名の人と20頭の馬がこの一軒の家で生活していたと云います。

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母屋の向かい側には作業小屋がありました。

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当時の賑わいが聞こえてきそうです。

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母屋の裏手の小高いところに大工小屋があります。

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壁は蔦が這って、自然と同化しつつあります。

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大きな岩の下に水路があります。

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「カド」と呼ばれる水場が、当時の人々の生活用水として活用されていました。

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気軽に曲り屋を体験したいのなら「遠野ふるさと村」もおすすめです。

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美しい優美な屋敷の姿を間近で見ることができます。

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曲り家は柱の選び方ひとつ取っても、遠野の大工さんの粋とこだわりを感じさせます。

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美しい白馬の「白雪」ちゃんも歓迎してくれました。

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【遠野八幡宮】
「遠野八幡宮」は遠野の人たちに最も慕われている神社のひとつです。

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長い参道をゆったり歩いてみます。

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参道を横切るように、広く長い芝の道があります。

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馬場といって「流鏑馬」などの神事が行われるようです。

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立派な拝殿が見えてきました。

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この八幡宮では出雲大社の分霊を合祀しているそうで、「誉田別尊」「大国主神」「事代主神」「少彦名神」「御年神」が祀られています。

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境内には「十二支社」をはじめ、たくさんの社があります。

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当社では、遠野物語にある「ゴンゲンサマ」を奉斎しているそうです。

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ゴンゲサマというは、獅子頭とよく似て少しく異なるといいます。
火伏せの霊験ありと云われ、軒端などに火の燃えつきがあると、ゴンゲサマが飛び上り飛び上りして火を喰い消してくれるそうです。
子どもの頭を病む者などもゴンゲサマに頼んで、その病を噛みくだいてもらうことがあると伝わります。

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ここの手水鉢は「かっぱ石」と呼ばれ、かっぱの霊が棲みついているそうです。

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かっぱの顔が浮き出てきているのが分かるでしょうか!?

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【早池峰古参道跡】
「早池峰山」(はやちねさん)は遠野の人たちにとって信仰の対象である神聖な山です。
その山は昔から多くの人が参拝に訪れていました。
ここは「早池峰古参道跡」。
今はただただ風化した遺跡となっています。

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【コンセイサマ】
遠野の各地に「コンセイサマ」(金精様)という神様が祀られています。
写真は「早池峰神社」のコンセイサマ。
その姿は、まあ、見ての通り、立派なものです。

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【愛宕神社】
遠野で愛されている神社のひとつ「愛宕神社」。

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けっこうな急斜面の石段を登ります。

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石段の先は杉の参道。

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素朴な拝殿が見えてきました。

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御祭神は「火之迦具土神」(ひのかぐつちのかみ)。

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「遠野物語拾遺」にある話では、

愛宕様は火防の神様だそうで、その氏子であった遠野の下通町辺では、五、六十年の間火事というものを知らなかった。
ある時某家で失火があった時、同所神明の大徳院の和尚が出て来て、手桶の水を小さな杓で汲んで掛け、町内の者が駆けつけた時にはすでに火が消えていた。
翌朝火元の家の者大徳院に来たり、昨夜は和尚さんのお蔭で大事に至らず、まことにありがたいと礼を述べると、寺では誰一人そんな事は知らなかった。
それで愛宕様が和尚の姿になって、助けに来て下さったということがわかったそうな。

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この愛宕神社は遠野城下町の境界に位置し、境界を守る神であるとも伝わります。

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ここで遠野の名物を幾つかご紹介します。

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遠野で焼肉といえば「ジンギスカン」のことらしいです。
臭みがなくとろとろで美味でした。
「あんべ」さんは遠野では元祖と言えるジンギスカンの店です。

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これは「がんづき」という蒸しパンのような食べ物です。
黒胡麻やナッツ類がたくさん入って美味しいです。

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「ひっつみ」はすいとんのようなものですが、だし汁はコクがあってとても旨いです。
遠野でぜひ食べて欲しい一品。

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「けいらん」はあんこ餅をお湯にひたしただけのもの。
だけどこれがとろりと口で溶けて美味しいです。
名前は鶏の卵に似ていることからだそうです。

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遠野の「どぶろく」はとてもフルーティで、お酒が弱い僕でも飲みやすかったです。

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そしてもしチャンスがあれば「暮坪かぶそば」を食べて欲しいです。

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「暮坪かぶ」は遠野地方の暮坪地区だけで栽培される辛味のかぶ。
辛味大根を爽やかにしたような風味は「幻の薬味」と称され、漫画「美味しんぼ」でも取り上げられたほどです。

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遠野の夕暮れは美しいです。

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稲穂が黄金に輝いています。
郷愁の思いに、胸が熱くなりました。

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