盛岡は岩手の大都市ですが、素朴な場所がいくつかありました。
盛岡の「三ツ石神社」は「岩手」の名の由来となった知る人ぞ知る名所です。
味気ない鉄とコンクリの社殿、
その前には不自然なくらい存在感がある巨石が3つあります。
でかい。
3つの石にはしめ縄と頑丈な鎖が巻かれています。
その昔、「羅刹」という鬼がこの一帯で暴れまわっていたそうです。
困った人々は「三ツ石」の神様にお願いして鬼を捕らえてもらいます。
捕らえられた鬼はこの石に縛り付けられました。
「羅刹」は今後悪さをせず、この地に二度と足を踏み入れないと約束し、この岩に手形を残したそうです。
ゆえに「岩手」と呼ぶようになったと伝わります。
境内にレプリカがありますが、
どうやらこの位置らしいです。
言われれば、なんとなく、わかるような、わからんような。。
ついでに立ち寄った「盛岡八幡宮」。
立派な社殿です。
広い境内を、サクッと参拝しました。
盛岡の小高い丘の上に「盛岡天満宮」があります。
天満宮なので「道真」さんを祀っています。
ここは「石川啄木」がこよなく愛した場所です。
石灯籠も愛嬌あるのですが、
狛犬がなんともユーモラス。
こんな狛犬見たことないです。(笑)
2対の狛犬に子供がまたがる姿をみて、啄木は「石馬」と呼んでいたそうです。
ちゃんと阿呍になっています。
お稲荷さんも、
にやり。
なで牛も、
どこかユーモラス。
啄木の愛した景色は、今も変わらず受け継がれていました。