吉塚うなぎ

博多でうなぎと言えば「吉塚うなぎ」ではないでしょうか。 中洲の川沿いにある老舗のうなぎ屋は、タモリさんはじめ著名人にも人気です。 いつも人が並んで待っています。 店内に入るとすぐにうなぎを注文します。 そして出来上がるま…

うえむら

人吉に来たなら、そうだ「うなぎ」を食べよう。 ということで、人吉でうなぎを食べるなら「うえむら」さんです。 「うえむら」さんは人吉の細い道沿いにあります。 そしていつも列ができるほどの人気ぶり。 同じ通り沿いに、すぐ近く…

皿屋敷(お菊大明神)

「一枚、二枚、さぁ~ん枚、・・・九枚、、、うらめし~ぃ...」 で、有名な皿屋敷伝説、それが福岡の嘉麻市にもあったりします。 のどかな民家の中に、ぽつんとあります。 臼井石竹というところに「清左衛門」という豪農がおりまし…

御島神社〜神功皇后紀 22

海水にその身の全てを沈ませ、女は思った。 ここはいつも、懐かしい故郷のようだ。 雑音は消え、静かな息遣いのみが聴こえる。 振りほどかれた長い髪は波の流れになびいていた。 … 橿日の浦では潮が引き、海を割るように一筋の砂州…

志賀海神社〜神功皇后紀 21

奈多の浜では夜通しかがり火が焚かれ、一人の女が舞を踊っていた。 その周りには数人の人影がある。 そのうちの一人は神功皇后であり、武内宿禰であった。 夜空に星は出ているものの、明かりは乏しく、海原は漆黒の闇に見えた。 やが…

相島

新宮の沖合に、近年「猫の島」として注目を集めている小さな島があります。 「相島」(あいのしま)は万葉集、続古今集にも歌われる歴史ある島です。 島の外周にある道は約6km。 半日もあれば、ゆっくり見て回れる大きさです。 釣…

宮地嶽神社〜神功皇后紀 20

神功皇后は橿日の宮を過ぎ、福津の宮地嶽山の麓に来ていた。 先ほど山頂では天神地祇を祭祀したばかりである。 麓の社では皇后の知る二人が祀られていた。 「姫様、もう日が暮れます。そろそろ宮へお戻りください。」 武内宿禰が皇后…

現人神社(住吉本津宮)〜神功皇后紀 19

「辺りの木を切り倒せ。」武内宿禰は檄を飛ばし、兵士らを突き動かした。やがて水路の先にある頑強な大岩が全容を見せる。 … 「この山の連なりの向こうに、住吉様の聖地がございます。そこに神田を設けられてはいかがでしょうか。」
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佐用姫伝説

「音に聞き目にはいまだ見ず佐用姫が領巾振りきとふ君松浦山」 万葉集に数首歌われる日本三大悲恋物語「松浦佐用姫」のお話です。 537年、大伴狭手彦(おおとものさでひこ)は新羅を討ち、任那・百済を救済するため軍を率いて松浦に…

伊都の層々岐山(雷山)〜神功皇后紀 18

不思議な音色が聴こえていた。 流れるような琴の音だ。 真っ白な霧の向こうに人影が見える。 後ろ姿は、どこか懐かしい面影。 そういえば、ここは仲哀天皇の父君が訪れた聖地であった。 あの方が尊であろうか。 もしそうであるなら…

鏡神社〜神功皇后紀 17

「みろ襲津彦、釣れた、釣れたぞ!」 大きな石の上に裸足で立ち、釣竿を手にはしゃいでいるのは神功皇后。
晴れ渡った空の下、武内宿禰は胸を撫で下ろしていた。
久しぶりに見る皇后の笑顔だ。
 そう、もともとはこんなに無邪気な人…

春日神社・田川:秦ノ千々姫 04

田川市宮尾町に「春日神社」があります。 ここはその名の通り、8世紀から藤原氏の荘園守護神としてあがめられてきた古社だということです。 古社とは言いながら、鳥居や境内の雰囲気は真新しく感じられ、補修整備が行き届いた感じがあ…