壱岐の中心よりやや南側に壱岐国一宮後継社「天手長男神社」(あめのたながおじんじゃ)があります。 小高い丘にある神社。 宗像大社の『宗像大菩薩御縁起』によると、神功皇后の三韓征伐の時に、宗像大社の神が「御手長」という旗竿に…
日: 2017年8月8日
邇耳神社〜神功皇后紀 24
風がない。 壱岐の勝本に神功皇后の船団は風を待ちながら停泊していた。 これから先、対馬まではさらに厳しい航海となる。 せめて良い風を得たいと思っていたが、なかなか風は吹かなかった。 神功皇后は里人より磐座があると聞き及び…
神集島〜神功皇后紀 23
壮観だった。 青い海に浮かぶ千数百の船。 武内宿禰はその中でひときわ大きな御座船に神功皇后とともにいた。 船団はひとまず松浦を目指し、そこから壱岐・対馬へと航路を進む予定だ。 しかしどうも皇后の容体が思わしくない。 にわ…