元伊勢外宮豊受大神社

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京都府福知山市大江町に「元伊勢」と呼ばれる三社があるというので、行ってみました。

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最初に訪れたのは元伊勢の外宮「豊受大神社」(とゆけだいじんじゃ)です。

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「元伊勢」とは現在の伊勢神宮の場所を決めるために、「豊鍬入姫」(とよすきいりひめ)や「倭姫」(やまとひめ)が全国を訪ね歩き、一時遷宮した場所のことと云われています。
しかし実際は豊鍬入姫や大和姫(倭姫)の話はまったく違う内容だったというのを、出雲王家の伝承で知りました。

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ともあれ、まずは福知山の元伊勢を訪ね、その空気を感じてみることにします。

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福知山は京都府にありますが、その場所は京の都ではなく、海の京都「宮津市」に近い、山中にあります。
長いドライブの果て、たどり着いた入り口から長い石の階段を上ります。

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するとそこに、素晴らしい境内がありました。

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なんだか、とても懐かしさを感じるような、ノスタルジックな境内です。

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ここは、太古には豪族の王宮があった場所ではないかと、直感しました。

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主祭神は「豊受姫命」、相殿神が「日子番能邇邇芸尊」「天児屋根命」「天太玉命」となっています。
豊・物部連合王国の祭祀を中心に、中臣氏・忌部氏の神が混在しているようです。

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素敵な拝殿です。
爽やかな風がそよぎます。

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記紀によると、「天照大御神」から地上を治めるように言いつかった「瓊瓊杵命」(ににぎのみこと)は、大神から「八咫鏡」「八尺瓊勾玉」「天叢雲剣(草薙の剣)」の「三種の神器」を授かりますが、それは以後、天皇継承の証として伝わります。

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第10代崇神天皇(すじんてんのう)は「三種の神器」のうち、「天照大御神」の御神体とも言える「八咫鏡」(やたのかがみ)があまりに霊力強く、畏れ多いということで、皇居とは別の地で祀るよう決められます。
その任を最初に受けられたのは天皇の皇女「豊鍬入姫命」でしたが、とても神聖で重要な役目であり、また当時は険しい旅であったのでなかなか地を定めることが叶わず、その任を「倭姫」に継承しました。

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険しい旅の中で倭姫は、ここはと思う幾つかの地で「八咫鏡」を鎮座し、祀ります。
その場所を現在「元伊勢」と呼び、国内に数ヵ所存在しています。
やがて五十鈴川の地に姫が到着した時、神託があり、現在の「伊勢神宮・内宮」の「正宮」として「皇大神宮」が建てられました。

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そして五十鈴川の地に鎮座した天照大神が再び神託を下し、自分のそばに「御饌都神」(みけつかみ)として「豊受大神」を丹波国から呼び寄せるよう告げられ、鎮座したのが今の「伊勢神宮・外宮」となります。

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本殿は茅葺で、とても風格を帯びています。

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裏に回り見上げると、屋根に根付いたシダなどの植物が茂っていました。

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境内には、本殿を取り囲むように、様々な社が立ち並んでいますが、その中でもひときわ大きな社殿は「多賀之宮」「土之宮」「月宮」「風之宮」と記されており、表記はわずかに異なるものの、外宮の別宮(多賀宮、土宮、月夜見宮、風宮)と同じ構成になっています。

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本殿をコの字形に囲む末社は37社あり、当社には37軒の社家があって、それぞれの社家が一社ずつ祀っていたと云います。

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一社だけ雰囲気の違う摂社があります。
消えかかった扁額を見てみると、「金比羅神社」と見えます。

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金比羅社といえば出雲の神「大物主」を祀っていると思われます。
由緒の異なる、様々な神が混在している状況を見ると、元伊勢としての根拠はやや希薄な感じがします。

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しかしここが、確かに古くから続く主要な聖地であることに変わりはないと思われます。
それは37の社家がこの聖地を、太古より守り続けてきたことにも表われています。

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本殿の裏手には、一際勇壮な御神木がありました。

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龍神が燈火を献ずると云う大杉です。

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福知山の山村にある元伊勢外宮豊受大神社は、とても心を安らかにさせてくれる、そんな聖地でした。

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