背振山の有料道路を越えた先、道の駅「さざんか千坊館」の少し手前に脇道があります。
その先にはちょっとした楽園があることを知る人はたぶん少ない。
そこは「山茶花」(さざんか)の自生北限地帯となっていました。
「雪を思わせる」というにはささやかな感じですが、可愛らしい白い花がいたるところで花開いています。
この一帯は日当たりも良く、天気の日には穏やかな時間を過ごすことができます。
純白の花に黄色い雄しべがとても可憐です。
優しい世界に時を忘れます。
時期をずらすと、赤い花も見ることができます。
白い山茶花とは打って変わって、凛とした美しさの赤が際立ちます。
僕の知る、身近な楽園のひとつです。