老蘇の森と奥石神社

万葉の昔から歌に詠われた美しく名高い森「老蘇の森」(おいそのもり)。そのもりに囲まれるようにある神社が「奥石神社」(おいそじんじゃ)です。 参道には独特な茅の輪が掲げられていました。 伝説によると、この一帯は地が裂け水が…

大鳥大社

堺市にある和泉国一宮「大鳥大社」は、「日本武尊」(やまとたけるのみこと)にゆかりある、ちょっと不思議な神社です。 境内は鬱蒼とした鎮守の森に囲まれていて、「千種森」(ちぐさのもり)と呼ばれています。 日本武尊は死後、白鳥…

白鳥陵

「白鳥陵」(しらとりのみささぎ)は、ヤマトタケルの陵のことです。 現在、奈良県御所市富田と大阪府羽曳野市軽里の2ヶ所が治定されているというので、訪ねてみます。 御所市冨田にある白鳥陵は民家の裏山といった感じにあって、場所…

氷上姉子神社

「年魚市潟(あゆちがた) 火上姉子は 我れ来むと 床去るらむや あはれ姉子を」 ヤマトタケルは東征からの帰路、甲斐国の坂折宮で「宮簀媛」(みやすひめ)を恋偲び、この歌を詠いました。年魚市潟とは名古屋の干潟のことで姉子は「…

橘樹神社

「かれ七日ありて後に、其の后の御櫛海辺によりたりき。すなわち、その櫛を取りて御陵を作りて治め置きき」 荒海を越えた日本武尊は、浜辺であるものを見つけました。 手にしてみれば、見覚えのある一つの櫛。 それは海に身を投げた弟…

熱田神宮

「大和の桜は私の帰りを待っていてくれるだろうか」 若き悲劇の英雄「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)は東方の蛮族討伐のため、わずかな従者とともに愛しい大和の地を離れます。手には神剣「天叢雲剣」(あめのむらくものつるぎ)を…

八劔神社

遠賀川沿いの道すがら、大きなイチョウの木を見かけます。 この大イチョウがある所は「八劔神社」(やつるぎじんじゃ)と言います。神功皇后の時代から遡ること、景行天皇の時代、日本武尊(やまとたけるのみこと)は九州の熊襲征伐にや…

走水神社

悲しまないでください。 私は幸せです。 数多のお后がいる中で、あなたは私の手を取り、ともに旅立とうと仰ってくださいました。 独りだった孤独な世界から、私を連れ出してくれたのです。 私はあなたに出逢って、生きる意味を知りま…