「羅漢寺」(らかんじ)は、大分の本耶馬渓にある曹洞宗の寺院です。
日本国内の羅漢寺の総本山となります。
リフトで簡単に上ることもできますが、せっかくなので歩いて登ります。
風情ある山門が見えてきます。
うもれるようにあるお地蔵さん。
立派な杉の木などが迎えてくれます。
少し頑張って登れば、
岩のくぼみに造られた、羅漢寺が見えてきます。
石段の先には「無漏窟」(むろくつ)と呼ばれる岩屋があります。
「無漏窟」とは煩悩の無い空間を持つ洞窟だと云います。
打ち付けられた「しゃもじ」は願いを掬う(すくう)と言われ、願い事がそれぞれ書かれています。
羅漢山の中腹に位置する羅漢寺は、大化元年(645)にインドの僧・法道仙人が、この岩山の洞窟で修行したことが始まりとされます。
無漏窟の中には様々な表情をした五百羅漢などが安置されています。
さらに奥に進むと本堂があります。
岩肌に大きな穴が空いていましたが、その横にも地蔵のようなものが彫ってあります。
ここから見る風景は絶景です。
また岩肌迫る太鼓橋はなかなかのパワースポット。
中津の秘境と呼ぶにふさわしい場所でした。