出雲から西へぐぐっと外れ、大田市仁摩町大国の山中に「八千矛山大国主神社」があると云うので、行ってみました。
駐車場らしきところに車を停め、わりと急な坂道を登ります。
猿を見かけたのでついていくと、民家の車庫に入って行きました。
さて、とても神さびた神社が姿を現します。
磐座らしき巨岩が目につきます。
栄枯盛衰を経て、荒廃していたのを明治八年の頃再建されたようです。
その再建されたお宮はこの場所ではなく、ここから山をさらに登ったところにある、「御籠り岩」(みこもりいわ)のところだったと云います。
僕がこの神社に興味を持ったのは、大国主が八千戈王だったと、社名が正しく伝えていたからです。
本殿は残念ながら、大社造りではありません。
裏の山に、大国主の「みこもり穴」があるそうです。
社殿の裏山に、おそるおそる登って行きます。
なんだか穴らしきものがちょいちょい見られますが、これではなさそうです。
みこもり穴は、大国主がお隠れになった穴と伝わっているようですが、それは猪目洞窟が正しいそうです。
洞窟で枯死した事件を聞いた出雲国の民が悲しんで、伝説をここに伝えたのかもしれません。
ある程度登ってみましたが、道が荒れてきたので断念しました。
が、里宮だけでも十分雰囲気を感じ取れる神社でした。
八千矛山大国主神社。大元出版の本を読んだ以上、是非訪問したいところです。しかし、行けていません。昨年初めて石見銀山に行きまして、大田市駅と石見銀山を結ぶバスのほか、仁万駅と石見銀山を結ぶバスがあり、こちらだとこの神社の比較的近くを通るのでせめてそのバスに乗って近辺の景色を車窓からでも…と思いましたが、前者に比べてずっと本数が少ないため、乗り継ぎの都合から断念しました。いつか行きたいと思います。
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かなり辺鄙な場所にあったと記憶しています。
なにせ、野生の猿が当たり前の顔をして民家に入っていくような場所でしたので。
すごいおすすめの神社かといえば、わざわざ苦労していくほどまではないかもしれません。
西出雲王家ゆかりの聖地であるとは思われるのですが。
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