最近、絶景系の雑誌でよく紹介され、人気になっているスポットがあります。
「篠栗九大の森」へ出かけてみました。
篠栗九大の森は、九州大学の敷地(九州大学福岡演習林)の西端にあり、篠栗町と九州大学が共同で整備、管理を行っています。
人気となっている場所は、「水辺の森」のラクショウの木。
北口駐車場から徒歩5分ほどで目的の場所に着きます。
根元が大きく膨らんだラクショウの優美な姿に出会えます。
ラクショウは水に浸かる場所でも棲息でき、湖畔に浮かぶように立ち並ぶその姿が多くの人を魅了しています。
が、残念ながらこの時は水かさが減っていて、その姿を見ることはできませんでした。
この約17ヘクタールの「森」には、スダジイ、アラカシ、タブノキ、クスノキ、ヤマモモなど約50種の常緑広葉樹と、コナラ、ネジキ、ハゼノキなど約40種の落葉広葉樹が生育しています。
中心にある蒲田池の周り約2キロメートルの遊歩道には、町の森林の間伐材を使用したあずまややベンチが所々にあり、自然を感じながら休憩することができます。
ラクショウはとても美しいのですが、せっかくなら森を一周して見るのも良いと思います。
緩やかなアップダウンのある道は、散歩にちょうど良いコースです。
身近に素敵な森を維持管理し、公開してくださる篠栗町と九州大学のみなさんに感謝です。
なので最低限のルールだけは守ってほしいものです。
特にラクショウの撮影に、ついついロープを超えて侵入してしまったりしないよう、心がけなくてはなりません。
再び、紅葉の頃にやってきましたが、またしても水が引いています。
残念といえば残念ですが、これはこれで美しい景色です。
ちょっと加工して彩度を上げてみました。
北欧のような景色。
しばらくうっとりと眺めていました。