神戸市に気になる神社がありましたので、行ってみました。
弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)です♪
御祭神は、かの金メダリスト「羽生結弦」くんです♪
というのはウソです♪
弓弦羽神社はとても小さな神社でした。
神戸の住宅街の中に、ぽつんとあります。
そして手水舎には、なぜかカラスが。
このカラス、よく見ると足が三本あります。
そうヤタガラスです。
弓弦羽神社の御祭神は、熊野三山に祀られる「伊弉冉尊」(那智大社)、「事解之男命」(本宮大社)、「速玉之男命」(速玉大社)であり、「根本熊野三所大神」と総称するそうです。
つまり、熊野三山の神使、「八咫烏」をシンボルとするということです。
神社創設の由来は、神功皇后の三韓征伐からの帰途、忍熊王が挙兵したことを知り、この地で弓矢・甲冑を納めて熊野大神に戦勝を祈願した、ということでした。
なんと、神功皇后ゆかりの神社です。
そういえば、本住吉宮も近くにあります。
神功皇后が弓矢・甲冑を納めたということから、当社背後の山を「弓弦羽岳」「武庫山」と呼ぶようになったのを、のちに「六甲」の字を充てたと云います。
延暦年間(782年 – 805年)に弓弦羽の森が神領地と定められ、嘉祥2年(849年)、社殿を造営し遷座しました。
平安中期以降は熊野信仰の隆盛に伴い崇敬を集めます。
しかし平成7年(1995年)1月17日に起きた「阪神・淡路大震災」では、弓弦羽神社も社務所、手水舎、絵馬堂が全壊した他、鳥居の笠木が落下したそうです。
氏子の多数の方が死傷し、神社参道の入り口には慰霊碑が建てられています。
弓弦羽神社のシンボルキャラクター「ゆづ丸」くんです。
彼は神様に願い事を届けてくれるヤタガラスで、ボディの中に願い事を書いた紙を入れて奉納します。
ただ、ゆづ丸くんには羽がありませんので、しっかり神様の元まで飛んでいけるよう、羽を書き足してあげないといけません。
境内にたくさん納められた絵馬。
その多くが、羽生くんの復帰と金メダルを願うものでした。
実際に羽生結弦くん本人も度々参拝に訪れているようですが、阪神・淡路大震災から立ち直った当社に、東日本大震災の復興を願いながら競技に励む結弦くんが参拝に訪れることになったのも、数奇な縁を感じてしまいます。
現に彼の活躍があって、弓弦羽神社は多くの人の知るところとなったのも事実でしょう。
境内にサッカーボールのオブジェもありました。
日本サッカー協会が八咫烏をシンボルとしていることに由来するのでしょう。
今回、なぜ羽生結弦くん推しで弓弦羽神社を訪れたかというと、僕自身がちょっぴりスケートが得意だったからという、他愛のない理由からです。
しかし、確かに結弦くんは素晴らしいスケーターですし、真央ちゃんの健気にリンクに向かう姿にも感動しました。
ただ、僕にとって、スケートの永遠のレジェンドといえば、それはもう、あの伊藤みどり選手なわけです。
とにもかくにも、素晴らしい選手の皆さん、たくさんの感動をありがとう♪
ところで、六甲山や武庫、武庫川等は西宮廣田神社に源泉があるのではないか?
西宮廣田神社の祭神は言わずもがな、の天照大神荒魂。
この神さまは伊勢神宮なの内宮第一別宮 荒祭宮と全くご同体。
正式な神 名を
撞賢木厳之御魂天疏向津日女命。
と奉る。
要するに向(ムコウ)家の日女命(ヒルメの命/巫女)
向家は出雲王国の王家で、別名、富(トビ)家。
分家(クシヒカタ~)は大和に移住した出雲神族の登美家。
向家に由縁があるから武庫(ムコ)や、六甲(ムコウ)、さ、には富(トミ、トビ)の地名がわんさとあるのでは?
同様に神戸の地名も神門臣家に由来すると考えれは整合性が高いでしょう。
それらを知られたくない筋が可笑しな由来を捏造したかと思っています
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なるほど、武庫は武器庫かと思いきや、「向家」が由来とは思い至りませんでした。
確かに「撞賢木厳之御魂天疏向津日女命」の名で神を祀る神社は数少なく、故に当地が富家、ひいては出雲人の居住区であった可能性は高いように思われます。
福岡のお隣、佐賀にも撞賢木厳之御魂天疏向津日女命を祀る「田手神社」という小社があります。
ここは天智帝が母のために祀ったと伝わります。
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結弦羽神社。
レイ(光)ラインで行くと、住吉大社から見てこちらや元住吉神社は夏至の日の入りの方向に当たります。
結弦羽神社の周辺は近世、急速な開発が進み神社周辺は住宅街が広がっていますが、
その昔は六甲山まで連なり一体化した森厳な結弦羽の森が周辺を包んでいたらしい。
境内のお犬さま用の清め場は、近隣の愛犬家らが神社境内を公園のように散歩する事に困惑して、、、
(神社側が犬の散歩やご同伴はご遠慮ください?と強くいっても聞かないので)
トンチの効いた宮司が半ばイヤミで設置したもの。
それを勘違いした愛犬家らは神社が犬の同伴を認めてくれた?とバカウケしまして
地元紙やテレビまで取材報道する始末。
開き直った神社側はそれならば、商売したろ?と、
年に二回の大祓他に過去のデータ等を基に近隣の愛犬家らにダイレクトメールを送付。
お犬さま共に正式(昇殿)参拝や人形&犬形の祓い等を促したところ、バカウケの大ヒット!?
バカな愛犬家が新たな金ツルになっりましたです。
ところで、同じユヅルハ で淡路島の最高峰の諭鶴羽山があり、同じく元熊野と言われる諭鶴羽神社があります。
元熊野伝説(神話)では大白鳥(御子神)に乗ったイザナギとイザナミらが降臨してしばらく滞在なさって後、紀伊熊野へ移られた。と言われます。
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当社近辺は神功皇后由来の神社が多いように感じますが、真の由来はまた別にあるのかもしれませんね。
往古の結弦羽の森、見てみたかったです。
神社と愛犬家のやりとり、面白いですね。
不快な相手を逆に利用する、その発想もこれからは必要なのかもしれません。
流石に登山とまではいかないかもしれませんが、諭鶴羽神社、淡路旅で訪ねてみたいです!
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