東尋坊

投稿日:

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「なぜ、愛していた人を殺めてしまったんだ」
「ゆ、許してくれ…あの時は、ああするしかなかったんだ…」
テテテテッ テテテッ テーテー♪

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東尋坊へやって来ました。

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晴れ渡った空、青い海。

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サスペンスドラマの聖地、または自殺の名所と謳われる海岸です。

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東尋坊は、越前加賀海岸国定公園にある国の天然記念物です。

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海岸を見下ろすように、ひっそりと鎮座するお地蔵さんが、妙にリアル。

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巨大な柱状節理の断崖絶壁が、約1kmにわたって連なります。

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とはいえ、僕が最初に感じた印象は、「思ったよりコンパクト」でした。
なんちゃらサスペンスからの勝手なイメージで、もっと高い断崖を想像していました。
自殺の成功率は、70%だなんて話もあります。

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東尋坊の千畳敷と呼ばれる場所は、下まで降りれるようです。

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切り立った岩が目立ちます。

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千畳敷は昔、砕石が行われていた場所で、ここの石は三国港近くの防波堤の基礎石などに使われています。

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切り立った断崖がほとんどを占める中で、ここだけ平らな岩場が広がっていました。

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これほど大規模な柱状節理の海岸は世界的に珍しいそうで、他には朝鮮半島の金剛山・スカンジナビアのノルウェー西海岸などが有名だといいます。

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岩肌は非常に硬く、日本海の荒波に耐え、長い年月をかけて形作られました。

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崖の先端で、カップルが自撮りしています。

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日本海の風は強く、波もしぶきを上げています。

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おそるおそる、足を運んでみます。

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震える足を踏ん張って、下を覗き込みます。
やばし。

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よくこの辺で撮った写真に、自分の足元に無数の手のようなものが写っていたという話を聞きます。

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東尋坊は、約1300万年前に、マグマが地表近くまで上昇し、地中の中で冷えて固まり、その後、地殻変動により岩が地表に現れたものだといいます。
現れた岩は、波や風で柔らかい部分が浸食され、現在の形になりました。

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また昔話として東尋坊の名の由来が伝わっています。

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昔、奥越に、「平泉寺」という寺がありましたが、この寺は僧兵も多く、中には近郷の民百姓を大変苦しめていた者もおりました。
その旗頭が「東尋坊」というお坊さんでした。

東尋坊には「あや姫」という娘をめぐる恋のライバル「真柄覚念」がいましたが、あるとき、真柄覚念は東尋坊に絶壁の上で酒や肴をすすめ、泥酔させ、隙を見て海へ突き落としてしましました。
その後、49日間にわたって東尋坊の無念により海は大荒れとなり、それからこの地が東尋坊といわれるようになったと云います。

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また別の説では、古来より渡来人の行き来があり、そのため、「唐人望」「唐人防」といった地名が東尋坊の由来になったと云うことです。
九頭竜川の流れ込む東尋坊のあたりは、大和王朝期も良港として賑わっており、当時の豪族「蘇我氏」も積極的に港を開いていましたので、後者の説の方が信憑性が高いと思われます。

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なんちゃらサスペンスで、犯人を追い詰めて説得する場所の定番といえば、この東尋坊。
NHKの特設サイトで、俳優の「船越英一郎」氏に「なぜ、崖っぷちで犯人を説得できるのか?」と質問されたそうです。

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その中で氏が語ったのは

「崖っぷちに僕1度だけ、自分が追いつめられて立った事があるんです。
実際立場逆転してクルッと180度向きを変えて(崖を)背負ってみたら、退路もなにもかも全て断たれるっていう状況。
そして情熱を持って自分と向き合ってくれる人がいるっていう事の嬉しさでつい喋ってしまう…。喋りたくなるんですよ」

と、いうことでした。

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つい、僕も、何かを自白してしまいそうになるのをこらえながら、散策を続けます。

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東尋坊は観光遊覧船によるクルージングも好評です。
船内ガイドの案内が面白いそうです。

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さて、なにやら幽霊屋敷を思わせる廃墟があり、

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一つの電話ボックスがあります。

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最近はこの電話ボックスも名所となりつつあるようですが、

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そこには数枚の十円玉が置いてあり、思いつめた人を引き止める、最後の砦なのです。

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何かと物悲しいイメージのある東尋坊ですが、訪れてみるとその印象はガラリと変わります。
平日にも関わらず、かなりの観光客でにぎわい、お土産やさんもたくさん並んでいます。

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某有名店をもじった、オシャンティなカフェもあります。

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福井といえば蟹、

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濃厚な日本海の味を堪能しました。

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東尋坊の沖合いを望むと、赤い橋のかかった島が見えます。
神の島「雄島」、昔から海の神様の島として崇められ、今でもうっそうとした自然林で覆われている神秘的な島だそうです。

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島内は一周する2kmの遊歩道もあり、約1時間ほどで回ることができるそうです。

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そんなことを聞けば、行ってみたくなる僕ですが、ここばかりはこの橋の途中までで失礼しました。
雄島は神の島とは言いますが、要は東尋坊から死体が流れ着く島、なのだそうです。
この赤い橋に這い上がろうとする無数の手が見えたとか、この島に入った途端に携帯の電源が切れるとか、そんな噂が絶えないそうです。

また雄島の中に入ったら必ず1周しなければならず、

「歩くときは時計回りが正しくて、反時計回りをすると死ぬ。」

という言い伝えがあるのだとか。
信じるか信じないかは人次第ですが、伝承とは過去に何かあったから、言い伝えられているものです。
雄島に向かう車道に、小さなトンネルがありますが、その中に横穴が掘られていて、観音像が祀られているのもゾクッと来ました。

流石に長居はせず、早々に立ち去りました。

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