多坐弥志理都比古神社:八雲ニ散ル花 69

奈良県磯城郡田原本町にある「多神社」を訪ねました。 正式名称は「多坐弥志理都比古神社」(おおにいますみしりつひこじんじゃ)神社となります。 すぐそばに、真新しい古事記編纂1300年記念の石碑が立っています。 奉献された、…

山辺赤人の墓:八雲ニ散ル花 68

宇陀市榛原山辺三に「山辺赤人の墓」がありましたので、訪ねてみました。 そばまで車で行けましたが、離合できないくらいの細い山道を数キロ走ります。 ここから北の奈良市此瀬町の茶畑から、1979年に、山辺赤人と同一人物とみられ…

山辺神社:八雲ニ散ル花 67

出雲大社の西南、住宅街の細い路地の先にひっそりと「山辺神社」があります。 山辺赤人と名乗る人物が、太屋敷で向家当主と会い、上総に去る旨を伝えた直後、『続日本紀』に、太安万侶の死亡記事が書かれました。 向家は、古事記に出雲…

意宇の杜:八雲ニ散ル花 66

717年の頃、出雲国府の東北にあった太屋敷から、向家(富家)に使いのものがやって来た。 彼は向家の当主に、秘密の伝言があるという。 内容は、太安万侶という者が会いたがっているという知らせだった。 「私は長いこと、幽閉され…