角館 内町:みちのくの小京都

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角館の本命、「内町」へとやって来ました。

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その一角だけ、道沿いに大木が連なります。

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内町を歩けば、水路と黒木の塀が目に入り、ぐっと小京都らしさを感じさせます。

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角館のいまに続く町並みをつくったのは「芦名義勝」で、元和6年(1620年)に、古城山の北にある城下町を反対の南側当地に造り変えました。
城下町は「火除け」と呼ばれる広場を中心に、北は内町と呼んで武士が住み、南は外町と呼んで町人や商人が住んでいたと云います。

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北町にある武家屋敷は、無料で一般公開されているところも多数あり、それを見るだけでも十分楽しめます。

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「小田野家」は、今宮弾正組家で後、佐竹北家に仕えました。

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「河原田家」は芦名氏の会津時代からの普代の家柄です。

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芦名氏断絶後は佐竹北家の家臣となり廃藩まで仕えましたが、木山方を代々勤め実務派として重きをしていました。

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角館にある武家屋敷は、今もなおそこで生活を営まれている家屋もあり、非公開の表札がかかっているところも多数あります。
素敵なお庭の屋敷も多いのですが、マナーは大切にしたいところです。

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明暦2年(1656年)、芦名家のあとを引継いだのが「佐竹北家」でした。
角館初代の「佐竹義隣」と二代目「義明」夫人が京都の公家の出で、京都の生活と文化を取り入れました。
以降、明治の廃藩に至るまで、北家は11代200年余続くことになります。

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角館には小倉山などの京にちなんだ地名が見られますが、これは公家の出である義隣が京を懐かしんで付けたものだと云われています。

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「岩橋家」は芦名家の重臣で、禄高は75石の武家でした。

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芦名氏断絶後角館支配となった佐竹北家に召抱えられその後廃藩になるまで仕えました。
角館の中級武士の家屋として間取りなどの名残ある屋敷です。

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「松本家」は佐竹氏の重臣今宮家の組下で、芦名家臣団とは別に田町菅沢に住居を構えていました。

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芦名氏断絶後、佐竹北家の組下となり現在地の小人町に移り今に至ります。

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小人町は、いわゆる下級武士が住んでいた所で、松本家も軽輩でした。
しかし「烏帽子於也」の著者として知られる須藤半五郎を出した向学の家だそうです。

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角館は、戊辰戦争では敵軍に目前まで迫られ、孤立状態だったと云いますが、なんとか戦禍をまぬがれました。
昭和51年(1976年)、明治の近代化の影響を受けず残されてきた武家屋敷地区一帯6.9ヘクタールが「重要伝統的建造物群保存地区」として選定され、多くの観光客が訪れるようになって今に至ります。

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角館が一番賑わうのが、4月下旬ごろの桜の時期です。
「益戸滄洲」が、角館を訪ねた際、
「千百の糸を垂れている桜はその長きこと百尺、霧を帯び雲を栽って下にむかう、恰も万片の雪が軽く綿の様に風前に舞い、又千仞の飛瀑が大空にひるがえって半天にかかる」
と記したと云います。
東北の厳しい冬を越えて咲く桜は、見事だと云う話です。

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さて、いよいよ角館の最奥部、上級武士の館が連なる辺りにやって来ました。

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「青柳家」です。

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こちらと次の石黒家は、有料となりますが、角館に来たら是非訪れたい場所です。

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青柳家は芦名氏普代の侍でしたが、芦名氏断絶後佐竹北家の組下となりました。

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重厚な屋根。

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青柳家は基本的に自由に散策するスタイルですが、時間帯によって係りの方が説明してくれるツアーがあります。

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当時の暮らしぶりがよくわかる展示です。

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武器庫と書かれた部屋の中は、まさに武器でいっぱいです。

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刀はもちろん、

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鉄砲類もたくさんありました。

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上から見下ろす武者鎧。

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実際に握れる本物の日本刀などもありました。

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青柳家でびっくりするのが、その敷地の広さです。

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広大な敷地に何棟もの家が建っています。

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解体新書の挿絵を描いた「小田野直武」氏の銅像。
氏はこの地で生まれ、この地で謎の死を遂げたのだそうです。

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青柳家の敷地には、和風喫茶、洋風喫茶、うどん屋、雑貨店、貸衣装屋などあり、その気になれば数時間滞在することも可能なほどのボリュームです。

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珍しいコレクションなども豊富で、

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退屈することはありません。

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最後は「石黒家」。

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石黒家は佐竹北家の用人を勤めた家柄で、家伝によると嘉永6年(1853年)に現在地に移転したとなっています。

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往年の風格を感じさせる屋敷。

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黒田家では、屋敷内に入ると5分ほどの説明を、全てのお客様に丁寧に説明してくださいます。

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説明を聞いた後、自由に散策できますし、写真撮影もOK、動画はNGです。

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囲炉裏の奥の襖の先は、今も実際に、当家の方が生活をされているのだそうです。

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ずらりと並んだ端午の置物。

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年代ものもあります。

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奥の部屋との境にある欄間は、

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見事な透し彫りです。

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木目を生かし、まさに亀が水辺で戯れているよう。
そして裏に回れば、

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まるで影絵のような模様が浮かび上がります。

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奥の間の畳は、その敷き方が通常と違っています。
これは位によって上座から下座と、座る位置が分けられているのだそうです。

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そして縁側からの庭。

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大木の数々が、当家の年季を窺わせます。

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奥に資料館もあります。
武士の格式を示しながら、簡素なたたずまいを残す、黒田家の武家屋敷。
上級武士の心意気を感じるお屋敷でした。

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