伊古奈比咩命神社:八雲ニ散ル花 東ノ国篇05

吹きすさぶ風の中、岩に寄せる波は飛沫を上げ、水の塊が砕ける轟音を響かせていた。 ゴツゴツとした岩山に大きな窪地があり、その穴には海水が流れ込んでいる。 女は岩の上に坐し、火を吹く島々の神に問う。 ここは眼前に荒海、背後に…