那須の玉藻前神社に向かう途中、道の駅に立ち寄ると、素敵な参道が見えたので立ち寄ってみました。
「那須神社」(なすじんじゃ)です。
旅の予定になかった神社なので、ちょっと調べてみました。
創建は仁徳天皇(313~399年)の時代とされ、さらに延暦年間(782~806年)に征夷大将軍「坂上田村麻呂」」が応神天皇を勧請し祀って八幡宮にしたと伝えられています。
その後、源義家、那須与一も戦勝祈願に訪れたといわれる名社。
与一は太刀を寄進しており、社宝となっています。
那須氏没落の後は黒羽(くろばね)城主大関氏の氏神としてあがめられ、天正5年(1577年)には大関氏によって本殿・拝殿・楼門が再興されました。
弧を描く石橋の先に、美しい楼門が見えます。
風情ある景色に心踊ります。
が、拝殿に進んでみると、
楼門に比べてずいぶん鄙びた社殿。
本殿に至っては、囲いが崩れています。
侘びているというより、もはや朽ちています。
本殿の裏手に回ってみます。
そこには塚がありました。
「金丸塚」とよばれるそれは、金瓊を埋めて祀ったと記されています。
この神社裏は慶応3年(1867年)12月9日に黒羽城主「大関増裕」氏が狩猟に来て不慮の事故で亡くなったと云われています。
当社は毎年9月、敬老の日の例大祭では、弓の名手と知られる与一にちなんで流鏑馬が行われるとのことで、地元民の崇敬も厚く、宮司もいらっしゃるようなのですが、あまりの社殿の荒廃ぶりに、少しぞわぞわした神社でした。
BEAUTIFUL ,FANTASTIC
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I agree.
But it was disappointing that it left it broken.
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こうした朽ちてしまっている神社は結構見かけますね!
過疎化が進み自治体の予算が廻らないのか??
或いは、何らかの意図したものなのか??
唯単に堕落してしまっているのか??
何れにしても、バチがあたりますよ!!
全く… はい。
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神社仏閣の維持は私たちが思っている以上に費用がかかるのだと思いますが、残念です。。
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