Paradise Lost

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一敗地に塗れたからといって、それがどうだというのだ
すべてが失われたわけではない
まだ、不撓不屈の意志、復讐への飽くなき心、永久に癒やすべからざる憎悪の念、降伏も帰順も知らぬ勇気があるのだ
敗北を喫しないために、これ以外何が必要だというのか
いかなる怒り、いかなる力が彼にあろうとも、私を取りひしぐ栄光を彼に許すわけにはいかんのだ

『失楽園』ーJohn Milton(平井正穂 訳)

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実のところ、僕は死後の楽園を約束する類の、神や仏、宗教というものに否定的である。
今を救えもしない超越者に、未来の何を期待できるというのか。

自殺・自決、言い方はあれど、自死というのは愚かな行為の中でも最たるものである。
死を夢見るのは勝手だが、命を全うしない死など、無価値に等しい。
草食の獣でさえ、弱肉強食の世界で、死の瞬間まで命を燃やす。

創造主などとのたまい、絶望を与え、これは試練であると嘯く。
その上で目の前に、「死」という甘美な誘惑をぶら下げるのである。
そんな思惑に嵌まって自死を選ぶなど愚の骨頂。
いかなる理由があったとしても、それは心の敗北に他ならない。

たとえ屈辱に塗れようとも、絶望を突きつけられようとも、
肉体は侵されても、私の魂だけは穢れさせるわけにはいかない。
命の燃え尽きるその時まで、極めて集中した生の果てに、楽園はある。

1件のコメント 追加

  1. 生きる塾 より:

    そうですね!
    その通りです…
    彼の死も何のためであったのか…

    いいね: 1人

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