令和元年5月21日、今年一番の大雨警報がニュースで流れる中、「皇居一般参観」に出かけてきました。
大雨と突風の中、非防水の愛機を守りつつ、決死の撮影に挑みます。
皇居「桔梗門」(ききょうもん)に集合ということで歩いていると、急に警備の方に止められました。
今から上皇陛下が乗られた車が出てみえるのだと教えていただきます。
慌ててカメラを構えますが、なぜがピントが合わない。
こ、これぞ陛下の御力か、と感服します。
いえ、一瞬であったとしても場を共有できた嬉しさで感無量です。
桔梗門にはたくさんの参観者が集まっていました。
皇居参観証を受け取り入場。
参観証を見てみると、番号は893番、ヤクザです(笑)
手荷物のチェックを受けたら「窓明館」というホールに集められ、改めて参観申込書を記入します。
この窓明館でしばし時を待つことになりますが、皇居限定品の売店などあり、退屈はしません。
すぐに英語圏、支那朝鮮圏、日本人のグループごとに分けられ、参観に出発します。
なぜ言語圏によってグループ分けされているのかというと、それぞれ専門の説明係が付いてくれるからのようです。
皇居は「江戸城」跡に建てられているため、その名残を多数見ることができます。
石垣は家康が、当時の大名に寄進させたため、その家紋があちこちに彫られているということです。
丸に十字はそう、島津家のものですね。
一般参観のコースは2.2km、約1時間の行程となります。
午前と午後の部、2回行われていて、事前申請のほか、当日参観申し込みも可能になりました。
「富士見櫓」(ふじみやぐら)がありました。
「櫓」とは、倉庫や防御の役割をもった建物で、かつて江戸城には19の櫓があったのだそうです。
今は、伏見櫓、桜田二重櫓と富士見櫓の3つが残っていますが、三重櫓のものはこの富士見櫓のみとなっています。
かつてはそこから富士山が見えていたというのが名の由来ですが、1657年の明暦の大火で消失した天守閣の代用としても使われ、将軍が両国の花火や品川の海を眺めたと云われています。
宮内庁が見えてきました。
どことなく歴史を感じさせる佇まい。
そしていよいよ宮殿「長和殿」が見えてきました。
「松の塔」と呼ばれるこの照明塔は、葉と葉の間から光が灯すように作られています。
先端の輪は、ふしろという古代婦人の腕輪を形どってあり、ここも照明として作られています。
そしてこの長ーい建物が、新年及び天皇誕生日に一般参賀が行われる「長和殿」であり、国民が押し寄せる前庭が「宮殿東庭」です。
長和殿の中央部にお立ち台が作られ、両陛下始め皇族方が祝賀をお受けになり、天皇陛下のお言葉を賜ります。
しかしその高さは想像していたよりも低く、国民が近づける最前線の白いラインが思ったよりも近いのに驚きます。
一般参賀ではこんなに身近に、天皇皇后両陛下と皇族方を感じることができるのですね。
とはいえ当日には、この宮殿東庭に2万人が立ち並ぶことになるそうです。
左側にある大きな玄関は「宮殿の表玄関南車寄せ」。
各国の大統領や大使など外国の国賓など主賓の方が利用される玄関です。
トランプ大統領も、こちらに参られるのだそうです。
ただの広場に建物があるだけですが、とても神聖な空気を感じました。
さすが皇居、我が国の皇が座す場所です。
さて一行はさらに先へ進みます。
そこにある鉄橋が「正門鉄橋 二重橋」です。
通常、正門には皇宮警察の皇宮護衛官の儀仗隊がおり、一般人は二重橋を渡ることはできません。
よく正門石橋を二重橋だと勘違いされるようですが正確には正門鉄橋が二重橋となります。
しかしこの正門石橋、いわゆる「眼鏡橋」もとても風雅です。
二重橋から見える「伏見櫓」は、皇居で最も美しい櫓と言われています。
三代将軍徳川家光の時代に、京都伏見城から移築されたと伝えられます。
参観はここから折り返し。
宮殿の北側を通って山下通りへ向かいます。
山下通りは季節が良ければ、色とりどりの花が咲くそうです。
この森の先には、上皇后様の蚕の杜もあるのだとか。
花はなくとも、雨に濡れた新緑が心を癒してくれます。
私たちは戦後の誤った教育で、江戸幕府の最後の将軍「徳川慶喜」公がまるで無能だったかのように教え込まれました。
しかし当時、大国によるアジア植民地化が進む中で、内戦を速やかに終結させ、大政奉還に踏み切った英断は、公の聡明さを示しています。
この英断のおかげで日本は植民地化を逃れられたと言っても過言ではありません。
300年の日本平和の時「江戸時代」、その象徴たる江戸城跡に「令和」の皇居が在すことは、とても尊いことだと再確認できました。
皇居、いいですね~(^^)/
資料館みたいなのもあるんですね。
私も今度、機会があれば行きたいと思います(*^^)v
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本当は皇居の勤労奉仕をやってみたいです。
皇居内の清掃に参加するというものですが、皇族の方にお会いできる可能性がグッと上がるという話です。
そんな下心で参加していてはいけないのでしょうけどね。
あの馬車の模型は、待合の場所にそれだけが展示されているだけで、資料館というほどのものではありません。
でも売店は皇居限定のものがいろいろとあり、見ているだけでも楽しかったですよ。
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勤労奉仕があるんですね。でも、そういう気持ちの人もいるでしょうし、尊敬の念があればいいと思います(^^)/
売店とかもあるんですね。楽しそうですね。ますます行きたくなりました(*^^)v
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美しい写真
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Es ist ein Wohnsitz von “天皇” in Japan.
Es war ursprünglich Edo Castle.
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Grazie mille Chirico, bellissime foto! grazie per la descrizione dettagliata
どうもありがとう!!
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Il Palazzo Imperiale è una residenza di “天皇” in Giappone.
Era una pioggia pesante in questo giorno, ma è stato bello andare.
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“ 本当に良かったです ”
この一言に尽きます!!
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