山深い奥会津に、まこと夢か幻か、白昼夢のような絶景があるというので訪ねてみました。
人はいつしかその場所を、「霧幻峡」と呼ぶようになったと云われています。
霧幻峡は、福島県の金山町と三島町にまたがる只見川沿いの渓谷のことをいいます。
早朝に宿を出発し、朝一で目的地を目指しました。
途中、手前の方の川を見てみると、山奥から霧が川のようの流れてきていました。
これは期待できます。
霧幻峡で幻想的な川霧が見れるのは、夏の朝晩の30日間程度なのだそうです。
つまり幸運も必要ということ。
着きました。
が、いや、これは霧が深すぎ、、ですか?!
すんごい霧が出ていて、川がほどんど見えません。
しかしこれはこれで、とても美しい。
東山魁夷のような世界が、そこにありました。
川縁の方へ降りていけるようなので、行ってみます。
するとようやく水面が見えて、舟が三艘浮かんでいるのが分かりました。
この舟は「霧幻峡の渡し」(むげんきょうのわたし)と呼ばれます。
かつて、この川幅の広い只見川をはさんだ対岸に、10戸ほどの三更という小さな集落があったそうです。
この三更のある対岸へ渡る交通手段は、住民自らが漕ぐ小舟しかありませんでした。
ところがこの奥で行われていた硫黄採掘のため三更集落の地盤が不安定となり、度重なる山崩れが発生。
住民は土地を捨てざるを得なくなり、1964年以来、この渡し舟は長い間途絶えていました。
しかし地域復興を願う郷土写真家の「星賢孝」氏の働きかけで、2010年に渡し舟の定期運航が復活。
今では霧に浮かぶ渡し舟の姿がとても幻想的であると、じわじわ人気スポットになりつつあるそうです。
残念ながら早朝ということもあり、舟が浮かぶ姿は捉えられませんでしたが、どのみち霧が深すぎて舟は出せなかったでしょう。
なぜ只見川にこれほどの霧が出るのか。
それはこの川の豊富な水量と、ダムによって堰き止められ流れが非常にゆるやかであること、そして尾瀬などを水源とする冷たい水が流れ込むことなどが相まって、夏のあたたかい空気が水面に触れることにより、大量の川霧が発生するのだそうです。
ということは、この幻想的な景色は完全に自然によるものではなく、ダムという人の文明とのハーモニーであるということになります。
霧の世界というのは、僕の描く原風景のひとつ。
この真っ白な世界に、しばらくの間ひたっていました。
水墨画のようですね!マイナスイオンたっぷりな感じですね!
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そう、まさに水墨画の世界です。
マイナスイオンというか、霧で体もしっとり、てな感じでした(笑)
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随分幻想的な場所ですね(^^♪ 本当に絵画のようです(*^^)v
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岸からの撮影ポイントは限られていますので、似た写真になりがちですが、それでもうっとりするような景色が広がっていました。
この先もまだ、こんな素敵な場所が残っているのかと思うと、ワクワクします。
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三次の雲海を思い出しました。幻想的で美しいですね。
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そうですね、霧といえば、僕も三次を思い浮かべます。
あそこは忘れられない、大切な場所です。
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Wow ! Ma che foto stupende hai fatto Chirico! Che sensazione di mistero la nebbia! Infonde anche tranquillità!
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Sì, la nebbia è molto misteriosa.
La nebbia si presenta bene in Italia?
Poiché il Giappone è umido, si verifica spesso la nebbia.
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In Italia il periodo della nebbia è ottobre/novembre di solito in pianura e campagna aperta. La nebbia viene a volte anche sul lago. 😃
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霧幻峡!まさに名の通りの秘境です。知りませんでした。私も一度は訪ねてみたいです(^_-)-☆
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WAKASAHSさんなら、きっと素敵な写真を収められることと思います。
おすすめです!
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まんま!
東山魁夷ではないですか( ゚д゚)
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まんま、でした!
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