高野山の楽しみの一つが「宿坊」(しゅくぼう)への宿泊です。
高野山には数多く宿坊があります。
~僕のおすすめ:高野山の美しい景色と、とても細やかなお話を載せてくださているブログを紹介します~
『クワウグワ記』
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山内に点在するお寺は、「塔頭寺院」(たっちゅうじいん)といいます。
大師の徳を慕い、高野山全体を「総本山金剛峯寺」と見立て、山内に建てられた子院のことです。
現在では117ヶ寺が存在し、そのうち52ヶ寺は宿坊として、高野山を訪れる参詣者へ宿を提供しています。
僕が選んだのは「恵光院」さん。
ここでは空海が求めた修行の一端を垣間見ることができます。
恵光院に着いて一息入れたら、まずお堂に向かいます。
そこで「阿字観瞑想」を体験しました。
阿字観とは空海が伝えた真言密教の瞑想法の一つで、瞑想により「世界と一つになる」ことを体現します。
「阿」という梵字は万物の不生不滅の原理を表しています。
瞑想の後は、部屋で美味しい精進料理をいただきました。
思いの外豪華でびっくりします。
そして心静かに写経など、やってみます。
さて日も暮れてきた頃、ここから「恵光院」を僕が選んだ真骨頂を味わいたいと思います。
「奥之院のナイトツアー」です!
恵光院のお坊さんは、この夜のツアーを行える「金剛峯寺境内案内人」の資格を持っておられるそうです。
夜の奥之院参道は、マジでちびりそうです。
一人で訪れるのは無理。
お坊さんがいてくれるので心強いです。
しかし、少し慣れてくると、ちょっと風情を感じる余裕も生まれます。
夜の奥之院は、神秘性を増していました。
幸運なことに、この日、高僧たちによる大祈祷が行われていました。
堂内で行われる壮大な祈祷は、念仏の声と、足を踏み鳴らす僧の荘厳さに、声にならない感動を覚えました。
もちろん、弘法大師御廟の前で、お参りも忘れず帰ってきました。
興奮の夜が過ぎ、朝がきました。
これから護摩堂で、護摩祈祷に参加させていただきます。
祈祷内容の書かれた護摩木に火を起こします。
そして祈祷が始まるのですが、
その炎は、まるで命が宿っているかのように、踊り狂います。
炎の魔物を調伏するかのように、僧の祈祷は進みます。
その様子は、とても凄まじかったです。
加持祈祷を重んじる真言密教、これらの力で人を救おうとした空海の姿を見たような、そんな気がしました。
bellissimo di notte!!
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Mi dispiace
Di recente, sono impegnato con il lavoro e passo meno tempo sul web.
La situazione attuale sembra continuare per un po ‘.
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