「義に死すとも不義に生きず」
新撰組をはじめとした会津サムライの魂を育んだものこそ、会津飯!
ってなことで、会津の美食を堪能します。
宿を飛び出すと、なにやら野口英世像がありました。
英世さんも福島生まれだったのですね。
お目当のものを探して街を散策します。
やってきたのは手打そば「二丸屋武蔵亭」。
田舎料理とあります。
ここでいただいたのは「会津の下町膳」。
期待できます。
まず出てきたのは、綺麗な器に盛られた3品。
にしんの山椒漬けとにしん飯。
会津はにしんが有名みたいです。
魚の乾物は、新鮮な魚が手に入りにくい山間の会津ならではの知恵。
臭みもなくぺろっと口に入ります。
またしっかり炊かれたにしん飯も美味しかったです。
そしてお目当だったのはこの「こづゆ」。
元は会津藩のご馳走の品として伝えられ、それが庶民に広まり、正月や冠婚葬祭などハレの日に食べられてきたそうです。
出汁に貝柱を使うのが特徴で、具材も野菜を中心に色々入っています。
とにかく出汁が旨くて、やみつきになります。
そのあと蕎麦も出てきて大変満足。
こづゆなどが盛られた会津漆の浅いお碗は「手塩皿」というそうです。
食べ終わった後も可愛い柄が現れて、気持ちも華やぎます。
夜は「馬刺し」が食いたい!ということで、店探し。
見つけたのは「ばんげや」というお店でした。
無骨なご主人が最初に勧めてくるのが、この晩酌セット。
飲み物と料理2品で1300円という超お得なセットです。
僕は酒がダメなので残念ですが、酒好きならほんとにお得。
お通しの枝豆。
主菜はもちろん「馬刺し」をチョイスです。
僕ら九州人だと、馬刺しは熊本ってのが常識ですが、ここ福島も馬刺しの名所です。
九州では生姜じょうゆがスタンダードですが、こちらではニンニク味噌をつけて食べるスタイルのよう。
美味です。
副菜は「にしんの山椒漬け」をチョイスしました。
そしておすすめ裏メニューが「馬のレバ刺し」です。
全く臭みがなく、コリコリで甘い。
これはクセになります。
油と塩でいただきます。
そして他のお客さんが注文して気になったのがこれ。
新潟栃尾名物「油揚げの素焼き」です。
びっくりするほどでかく、肉厚でジューシー。
だし醤油がこれまたとってもマッチして、いくらでも食べれそうでした。
さて、今、福島ではソースカツ丼が大変なことになっています。
その大変なソースカツ丼の火付け役がこちら「白孔雀食堂」。
サインだらけの店内で待っていると出てきたカツ丼がこれ。
(笑)
新型のモビルアーマーか!
とりあえず、笑ってしまいます。
フタを開けると、そこにはハートのカツが(笑)
でもお味も素晴らしく、こってりソースなのにカツがサクサクで軽く食べれてしまう不思議。
他のカツ丼店ではピラミッド状にカツを重ね立てるところもあるようなので、胃袋に自信がある武者は心して挑んでみるのもよし、なのです。