この社では、2月6日の夜に御燈祭りがおこなわれる。 参加する男たちは「上り子」と呼ばれ、 1週間前から精進潔斎する。 潔斎の期間中は、口にするものは白飯や豆腐など白い物に限られる。 白は古代から男の種水の色であった。 そ…
月: 2019年10月
熊野速玉大社:八雲ニ散ル花 木ノ国篇 07
和歌山県新宮市にある熊野三山の一つ、「熊野速玉大社」(くまのはやたまたいしゃ)へやってきました。 紀ノ川河口の上陸作戦が失敗に終わった物部軍は、再び船に乗り紀伊半島を周回して熊野灘に至ります。 そして再上陸を果たしたのが…
加太春日神社・木本八幡神社:八雲ニ散ル花 木ノ国篇06.5
Wikipediaの「濱宮」の項に『紀伊続風土記』の引く『(紀伊)国造家旧記』によれば、神武天皇の東征に際して、日前・國懸神宮の神体「日像鏡」と「日矛鏡」を奉じた天道根命は、最初に紀伊国「加太浦」に来着したと記されていま…
日前神宮・國懸神宮:八雲ニ散ル花 木ノ国篇06
和歌山市秋月、紀ノ川河口付近に、あまり聞きなれない神を祀る、ちょっと変わった神社があります。 「日前神宮・國懸神宮」(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)です。 当社では、一つの境内に二つの神社が同列に祀られています。…
竈山神社:八雲ニ散ル花 木ノ国篇 05
九州、物部族の王「彦渚武」の御子に「五瀬」がいた。 五瀬は紀元1世紀頃に、物部族の指導者にまで成長した。 「兄じゃ、ついに好機がきました。今こそ大和に向かうべきです。」 弟「三毛野」と「稲飯」は、兄「五瀬」の元に駆け寄り…