幻の橋「タウシュベツ橋」を見てきました。
いきなりハイライトの写真から掲載しているように、見てきたといってもこのような結果です。
あらかた水に沈んでおり、かつ遠目にしか見ることができませんでした。
タウシュベツ川橋梁とは北海道上士幌町の旧国鉄士幌線にかかる橋。
廃線になって30年を過ぎます。
その退廃的フォトジェニックな姿から、多くの「死ぬまでに見たい」系雑誌に取り上げられ、人気の観光スポットとなっています。
しかしタウシュベツ川橋梁を間近で見たい、撮影したいなら有料のツアーに参加する必要があります。
誰もが気軽に無料で見ることのできる展望所からの景色は、まあこんな感じなわけです。
タウシュベツ川橋梁が「幻の橋」と呼ばれる所以は、この湖が糠平ダムによる人工湖であり、秋から冬にかけては水に沈んでしまうからなのです。
しかも数年前ぐらいから毎年、タウシュベツ川橋梁はもう見納めかもしれないと叫ばれてきました。
6月頃から川の水位が上がり、10月には完全に沈んでしまうという水の増減運動に加え、冬の凍結により、水や氷が柱を削り、徐々に崩壊が進んでいるからです。
さらには2003年(平成15年)の十勝沖地震でも大きく崩壊が進みました。
なんとか崩壊前のタウシュベツ川橋梁を見ることは叶いましたが、残念といえば残念な景色です。
が、この展望所に立ち寄ったことが全く無駄だったわけではありません。
そこへ至る道はとても素晴らしく美しいものでした。
倒木の一つ一つにも味わいがあり、
光さす白樺のなんと神々しいこと。
ミズナラの古木は森の主の風格。
そして何より感動したのが、
展望所に向かう道を横断する、このまっすぐに伸びた小道。
僕の前を横ぎって反対側にも伸びています。
これも元は線路があった道だということです。
まるで妖精でも降りてきそうな、ノスタルジーを感じさせるような、とても不思議な空間でした。
タウシュベツ川橋梁展望所から大雪山方面に車を走らせました。
三国峠からの景色を眺めます。
晴れやかな一日。
大雪湖も秋色に染まっていました。
>倒木の一つ一つにも味わい
本当ですね、写真からでも伝わってきます。いつか行ってみたくなりました。
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遠くに行かなくても、実はそんな場所は身近にあるのですが、旅はより情緒深く感じられるものですね。
日本は素敵なところだらけです。
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北海道の景色は最高ですね!良い色です。
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良い感じに、秋色になっていました!
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