美瑛のフォトジェニック聖地、「青い池」に行ってきました。
広い駐車場も整備されています。
青い池は人気スポットになってしまったため、日中は人で溢れ、後ろの方から人の肩越しでしか撮影もできないほどだとか。
なので日の出前の朝一で向かってみました。
僕が「青い池」の存在を知ったのは十数年前。
その頃は今ほど知られていなかったため、そのうち行けばいいやとタカをくくっているとこの様に。
この狭い池沿いが、今では人で溢れる状況になっているということです。
日が昇る前の青い池は、いっそう静かです。
「青い池」とは北海道上川郡美瑛町白金にある人造池の通称。
他に「白金の青い池」、「美瑛白金青い池」などとも呼ばれています。
流石にひと気はなく、独り占めしています。
青い池は1988年(昭和63年)12月に噴火した十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつなのだそうです。
1989年(平成元年)6月に着工され同年年末に完成したこの堰堤はコンクリートブロックによって造られていています。
美瑛川を横切る形で施工され、両岸の森林内部まで堰堤が造られたのですが、左岸側のブロック堰堤に水が溜まるようになり、今の青い池が生まれました。
つまり、青い池は意図的に造られたのではなく、偶発的に人造池となったものだということです。
それまでそこに自生していたカラマツ、白樺等の樹木は、根元部分が水没したことにより立ち枯れました。
その姿がまた見る者の心を奪う、美しい景観となったのです。
青い池はその名の通り、まるで絵の具を流したような青色です。
これは、この付近の湧水に含まれる水酸化アルミニウムなどが美瑛川本流の水と混ざることによって起こるのだとされています。
水の青さと立ち枯れた木々、そして波の立ちにくい環境から、その幻想的な景観が生まれました。
絶景と呼ばれるスポットには、2種類あると思います。
一つはその場所に立たなければ分からない本当の絶景と、実際の風景よりも写真映えする絶景。
いわゆるSNS系で騒がれる絶景は後者の場合が多く、訪ねて見るといささか期待外れな場合もあります。
青い池は撮影スポットも限られているので、自然と誰が撮っても似たようなアングルになりがちです。
その中で自分なりのアングルを探す、というのも乙といえば乙なもの。
青い池を最初に発見したのは、上富良野在住のプロカメラマン「高橋真澄」氏であるとされ、1997年のことだったそうです。
以後、口コミ等でその存在は広まっていきますが、2012年7月にアップル社が壁紙のひとつに青い池の写真を採用したことで、世界的に認知され、誰もが知る人気のスポットとなりました。
青い池は水酸化アルミニウムなどが溶け出しているため、魚などの生物は存在しません。
今は幻想的な姿を見せる立ち枯れの白樺なども、いずれ朽ち果てていきます。
期間限定の絶景ではありますが、生きた青い池である「神の子池」ほどの衝撃は生まれませんでした。
日が昇ってきました。
水の色が深いブルーからエメラルドに変化してきました。
青い池が一番の美しいさを見せてくれるのは、おそらく雪景色でしょう。
冬季は期間限定でしか見ることができないようですが、白樺が完全に朽ちる前にその姿を見ることができたら、幸せだろうなと思いました。
Wow è spettacolare!!! C’è un lago simile in Austria 🇦🇹 dal colore incredibile e non ci sono pesci ne forme viventi. Se trovo le foto te le mando da vedere ok?
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Il blu chimico è tossico per gli organismi viventi.
Non vedo l’ora di foto!
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Luogo stupendo ,meraviglioso.
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Grazie!
È una località turistica popolare in Giappone.
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とても幻想的できれいですね~(#^^#)
ほんと、絵の具を入れたかのように思えます。なるほど、水酸化アルミニウムなんですね。しかし、いずれ朽ち果ててしまうということは、この美しさはやはり永遠ではないのですね。
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こんにちは!
画像加工などではなく、本当に青いです。
ただ当然ながら、自然な水の青ではありませんね。
最近は台風が北海道を直撃することも増えてきたので心配です。
が、儚きゆえに美しいとも言えますが。
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