「マッチ絵の家」は、群馬県のみなかみ町「たくみの里」という集落の中にある素敵なカフェでした。
「たくみの里」にはその名の通り、体験工房やハンドメイドなお店がたくさん連なっています。
昔ながらの集落のように見えますが、どうやらこれ全体が「道の駅」ということのようです。
このたくみの里がある「みなかみ町」は、かつて「須川宿」(すかわじゅく)と呼ばれ、三国街道の街道筋に整備された町でした。
近くを流れる須川川は酸性度が強く、古くは「酢川」と書かれたのが名の由来です。
当時の旅籠の数などは不明だそうですが、参勤交代が行われていた頃などは賑わっていたようです。
たくみの里の一角、小さな教会がある横に
「マッチ絵の家」さんがあります。
こちらのカフェを訪ねようと思いたったのは、KYOさんのブログで紹介されていたのを拝見したのがきっかけでした。
KYOさんはご常連の様子。
ですので、詳しい内容はぜひこちらをご参照ください。
– KYO様のブログ『ものぐさ日記』-
https://mono-diary.com
「マッチ絵の家」は1986年にオープンし、30年以上営業されてきたそうです。
店先から店内まで、僕の心をくすぐる店構え。
ところで「マッチ絵の家」ってなんだろう?と思っていると、マッチ箱に書いた絵のことだったんですね。
この素敵なマッチ箱の絵の発案者は、当店の初代店主の「竹田竹太郎」さんだとのこと。
今の店主はその息子さんです。
マッチ絵を2点購入させていただくと、この日一緒に働いておられたお母様が、「これ二つとも息子が描いたんですよ」と誇らしげに教えてくださいました。
うん、ほっこりします。
名刺の絵はお父様の作品のようです。
店内に入ると、敷地の半分以上は販売を兼ねた「マッチ絵」の展示スペースと、オリジナルのマッチ絵の制作を体験できる工房になっていました。
写真はカフェのテーブルスペース。
僕はせっかくなので、カウンターでいただきます。
写真は超広角で撮っていますので、実際はもう少しこじんまりとした印象。
オーダーはブレンドと、この時期限定でおすすめですと紹介された紅玉りんごのタルト。
じっくりとコーヒーを淹れてくださるので、その間楽しんでくださいと渡された、おしゃれな万華鏡を覗いて待ちます。
そして出来上がりました、コーヒー。
香りとコクもさることながら、なんと素敵なカップ。
見れば棚には個性的なカップがずらりと並んでいますので、何度伺っても楽しめそう。
これがおすすめの紅玉タルト。
表面に薄く何重にも重ねられた紅玉りんごのスライスが香り高い逸品です。
この後の草津温泉で夕食がいただける場所を尋ねると、若い店主さんはご友人にまで連絡を取ってくれて、いくつか美味しい店を紹介してくれました。
とても素敵で気さくな「マッチ絵の家」、うん、寄り道して正解でした。
– マッチ絵の家 –
こんにちは~。群馬へようこそ!w
珈琲と紅玉のタルト、良いですね~😊
何度も通っているのに「マッチ絵の家」の看板には気づきませんでした😅。
次回、伺った時、探してみたいと思います。
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とても素敵なところですね、ありがとうございます。
リピートしたくなる喫茶店ですね!
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こんにちは。いつも興味深く拝見しています。教会がスラブ式の八端十字で珍しいので調べてみたら、神田の銅ぶき屋根のニコライ聖堂と同じく明治の初めに出来たようです。龍馬の親戚で土佐生まれの沢辺琢磨が開港していた函館ハリストス教会で信者となり、東北から関東まで布教、洗礼を受けた地元の人が建てたそうです。先日神田のハリストスニコライ聖堂に行ったばかりで本題と違うところに興味を持って長々書き込みました。ごめんなさい。次も楽しみにしてます!
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こんにちは。
へえ〜、いえいえ、ありがとうございます。
普通にスルーしてました。
確かに面白い十字ですね。
もうちょっとじっくり写真撮っておけば良かったですね。
いろんな方から、僕の知らない、思いもよらない情報をいただくことがあり、とても貴重で嬉しいです!
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