畳石・熱帯魚の家

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沖縄の離島「久米島」は車なら1時間ほどで1周できてしまう、小さな宝石のような島です。
その久米島の東端に小さな橋で繋がる「奥武島」(おうじま)があります。
南国気分高まる242号宇根仲泊線を爽快にドライブし、一夜の宿に向けて奥武島を目指します。

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奥武島と呼ばれる島は、沖縄県内に数カ所あります。
沖縄ではかつて、人が死ぬと海岸のすぐ沖の小さな島に船で遺体を運んで、洞窟へと安置する「葬送」の習慣があったそうです。
その洞窟の中が黄色い光に満たされていたことから、この島を「青の島」(おうのしま/黄色のことを沖縄では「青」とよぶ習慣があった)と呼ばれ、「奥武の島」と書かれるようになったのだそうです。

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久米島の奥武島は、1983年に小さな新奥武橋が開通するまでは、干潮時は徒歩、満潮時は竹馬や漁船で行き来していたそうです。
竹馬で海を渡るとは、なんと風情な。
できることなら試してみたいと思いましたが、元来の運動音痴な僕は、きっと途中でこけて大事なカメラを台無しにしていたことでしょう。
橋があって良かった良かった。

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ところで奥武島と書いて「おうじま」と呼ばせる、ふーんそう、、、
・・・・・・・
武はいらんやろがいっ!奥島でよかろうがぃ!

宿のおばさん相手に「おくたけじま良いとこですね!」と言って恥かいた1泊後の早朝、哀しみを胸に宿を飛び出し海岸へ。

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2014年7月に国の天然記念物に指定された「久米島町奥武島の畳石」へとやってきました。

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朝日に浮かび上がる美しい海、

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そこにはまるで庭の敷石を敷き詰めたような光景が。

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これが久米島・奥武島の「畳石」(たたみいし)。
もちろん自然にできた神秘の石です。
畳石は干潮時に姿を現し、他は海の底に沈んでいるそうです。
何も知らずやってきましたが、たまたま干潮だったようでラッキーでした。

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この亀の甲羅を思わせる不思議な石は、約600万年前に起きた火山活動により溶岩が急速に冷え固まり生まれたもの。
いわゆる柱状節理です。

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この見えている部分は長い年月の潮の満ち引きで削られて平らになったと考えられており、見えない地下には鉛筆のような本体がずっと深くまで続いているのだそうです。

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九州は火山だらけなので、あちこちで柱状節理なるものは見てきました。
宮崎の高千穂峡などもその代表例です。
しかし柱状節理を上から見て、しかもその上に乗れるなんて経験はしたことがありません。

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地質学的に沖縄を含む琉球諸島南部の島々には、火山岩系統の地質からなる島がほとんど見られないのだそうです。
現在活動を行っている火山としては、硫黄鳥島と西表海底火山があるのみ。
こうした島々の中で久米島は異色の存在だといいます。

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久米島は全島が火山岩や火砕流・泥流堆積物から構成されており、これを縁どるようにサンゴ礁が取り囲んでいます。
沖縄には火の神を祀る信仰がありますが、正に火の神が坐す島と呼ぶにふさわしい島なのです。

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琉球の信仰にあるニライカナイの主神は「にらいの大主・君真物」(キンマムン)と言われています。
この君真物は太陽神です。
この君真物は久米島に降り立ち、若い按司に祝福を届けたと伝えられていました。

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畳石から有名なリゾートビーチ「イーフビーチ」が見えていたので行ってみました。

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イーフビーチは日本の渚100選にも選ばれた久米島を代表する、きめ細かな真っ白い砂が2kmほど続く天然の美しいのビーチです。

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僕が訪れた時はまだ朝日が昇っている最中で、海の青さを実感するほどではありませんでした。

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有名なスポットなので、綺麗な写真は他の人に譲ろうと思います。

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久米島を車で走っていると、沖縄ちっくな展望台が見えてきます。

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そこは「比屋定バンタ」(ひやじょうばんた)と呼ばれ、久米島随一の絶景スポットとして知られています。
晴れた日は「はての浜」や「粟国島」(あぐにじま)・「渡名喜島」(となきじま)・「慶良間」(けらま)まで眺めることができるそうです。
売店やトイレなどもあるので、ドライブ休憩にもぴったり。

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売店でハムたまごの天ぷらと紅芋の天ぷらを買いましたが、この芋天がめちゃ旨でした。
もちっとしてて、もう一つ買わなかったのが惜しまれます。

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比屋定バンタの眼下には、海洋深層水を使用した車海老の養殖施設が見えていますが、その先の海岸がとても特徴的です。
この後、その一端に車を進めることになりました。

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再び車を走らせていると、「熱帯魚の家」という案内板を見つけました。
有名な熱帯魚屋さんでもあるのだろうか?と気になって向かってみると、

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そこには先ほどのゴツゴツとした海岸が。

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これはもしや、
そう思い海水たまりを覗いてみると、

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いますいます、熱帯魚。

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これをして熱帯魚の家と呼ぶなんて、なんとセンスある可愛らしいネーミング。

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ここの魚たち、僕が近づいても、慌てて逃げる様子がありません。
それは実は、地元の人たちが餌付けをしてくれているようで、中には餌がもらえると思って近づいてくる魚がいるほど。

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こんな素敵スポットがあれば、子供達も大喜びです。
ただサンゴでできた岩場は歩きにくく怪我もしやすいので、しっかりした靴で訪れるのが良いようです。

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久米島で熱帯魚の家の案内板を見つけたら、ぜひ寄り道してほしいスポットでした。

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2件のコメント 追加

  1. 柱状節理の波食台、はじめてみました!見事ですね。干潮でラッキーでしたね。

    いいね: 2人

    1. CHIRICO より:

      すごいですよね、僕も初めてでした!
      僕の旅先は幸運に満ちている、ということにしています(笑)

      いいね: 2人

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