宮地嶽社・二十躰王宮・天真名井・あいそめ川

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槵觸神社と荒立神社の間に「探鳥コース」と言う自然遊歩道があるので歩いてみました。

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おそらくほとんどの人が知らないこの場所は、意外に面白い散策コースになっています。

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しばらく歩くと「宮地嶽社」と書かれた案内板があります。

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森の中にひっそりと佇む小社。

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光が奥から差し込み、なんとも神々しいことになっていました。

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ここにはアマテラスとスサノオが「天真名井」の前で誓約(うけい)の儀式をした際に生まれたとされる美人三姉妹、「宗像三女神」が祀られています。
そういえば高千穂で宗像神が祀られている場所は珍しいかも。
もっとあっても良さそうですが。

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振り返ると、祠の反対側に大きな木がありました。
しなやかに伸びた3つの幹枝は、「宗像大社」で見た「高宮斎場」の神籬とそっくり。
三女神が降り立ったとしても、さもありなんといった風情です。

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さらに歩いて行くと「二十躰王宮」(にじゅったいおうのみや)があります。

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「天孫降臨」の折、「瓊瓊杵命」には32の有能な神様が付き従ったと記紀にはあります。
そのうちの12神は別のそれぞれの場所に祀られていますので、残りの20神をここに祀った、ということらしいです。

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今は1本の木が植えてあるだけですが、それがまた良い。

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辺りの木々に命の力を感じました。

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荒立神社そばを流れる川沿いに、「天真名井」(あめのまない)があります。

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杜から突き出た御神木の下に、

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聖なる泉が湧き出ています。

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高千穂神話では、天孫降臨の時この地に水がなかったため、「天村雲命」(あめのむらくものみこと)が再び天上に上がり、水種をここへ移したと伝えています。
また古事記には、スサノオがアマテラスとの誓約の時、剣を噛み砕く時に口に含んだ水が真名井の水であったとし、それにより生まれた宗像三女神の産湯も真名井の水であったと云われています。
三女神が鎮まるという各聖地には、真名井という名の湧水がよく伝わっています。

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天真名井の上にある杜の中には、小ぶりながらも厳かな祠が鎮座しています。

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天真名井のそばにある「夜泣き石」という石は、

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木花佐久夜毘売が出産の際、あまりの難産に抱きついた石と伝わります。

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槵觸神社から少し離れたところに「あいそめ川」があると聞いて訪ねてみました。

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あいそめ川とは邇邇芸命と木花佐久夜毘売が出逢う場所です。

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川というより、なんだか水溜まりっぽいけど、たぶんこれが「あいそめ川」でしょう。

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奥に水汲み場のようなものもありました。

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上ったところにある本殿はなんか素っ気ないなと思いましたが、

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「逢初天神宮跡地」という立て看板がありました。

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台風の土砂崩れの被害があり、今の場所に本殿を移したようです。

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僕には、今なお聖地は、やはりここにあると感じました。

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