鵜戸神宮:八雲ニ散ル花 龍宮ノ末裔篇 00

その日、波荒れる日向の産屋で、一人の皇子が生まれた。 「波打ち際に鳥の鵜(う)の羽で小さな産屋を建ててください。私はそこであなたの子を産みます。」屋根をふき合わせないうちに生まれた皇子は、草(かや)につつまれ波瀲(なぎさ…

『語家』~ katariga ~:八雲ニ散ル花 特別篇 01

さらさらと風が吹く 一面の稲穂に風が吹く たわわに実ったこがね色、寄せては返すこがね色 時は717年出雲の国、意宇の里。 真名井の社では収穫を祝う秋の祭りが行われていた。 境内は賑やかで、屋台の店が並んでいる。 祭りに夢…

沙沙貴神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 09

琵琶湖の東岸、織田信長の安土城で有名な安土に「沙沙貴神社」(ささきじんじゃ)が鎮座しています。 参道入口では、平成30年の台風21号で倒れた大樹の根本が残されていました。 表参道を進み、 突き当たりを右に折れると 重厚な…

兵主大社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 08

大和で勢力を強める物部勢は、執拗に大彦軍を攻め続けた。 大彦は三島の地を離れ、琵琶湖東南岸に移住することを決意した。 そこは野洲と呼ばれていた。 彼は大型の銅鐸を作り、友好国に配って銅鐸祭祀を広めていった。 大彦は和国大…

三嶋大社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 06

奈良葛城に大和王国が誕生するその昔、摂津の三島家に「玉櫛姫」または「活玉依姫」と呼ばれる姫がいた。 彼女は東出雲王国の「八重波津身」の元へ嫁ぎ、3人の子を儲けた。 彼女は東出雲の揖屋の地に宮を建ててもらい、幸せに暮らした…

坂田神明宮:斎王〜倭姫命世記を追う 12

垂仁天皇八年、淡海国坂田宮に遷幸し、二年間奉斎 この時、坂田君等は、地口・御田を進った ヤマトタケルが命を落とすことになった伊吹山、そのお膝元、滋賀県米原市にある「千福神社」(せんぷくじんじゃ)を訪ねました。 のどかな村…