さて、東出雲王家・富家の伝承から古代の日本を紐解く『雲ニ散ル花』シリーズですが、「愛瀰詩ノ王篇」シリーズでは東方のエミシ族を率いた王として大彦を中心に執筆してきました。 しかしもう一人このシリーズに欠かせない王がいます。…
日: 2021年2月17日
諏訪大社 上社本宮:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 21
「御名方様、洩矢の長老が話に応じると言ってきました」 「そうか、わかった」 タケミナカタらが諏訪にたどり着いた時、先住の洩矢一族の激しい抵抗を受けた。 「彼らの抵抗を受け流すのだ。決して殺しても、殺されてもならぬ。遺恨を…