ある朝早くに車を走らせる僕は、九州の東端「佐賀関」(さがのせき)へと赴きました。 佐賀関は佐賀にある関ではなく、大分にあります、念の為。(僕自身が勘違いしていましたので。。) ローカルな漁村を通り抜け、東の海岸線へ。 の…
月: 2021年9月
早吸日女神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 番外
紀元前667年、「神日本磐余彦尊」(かむやまといわれひこのみこと)は東征の途中、速吸の瀬戸に至った。 その流れはあまりに激しく、荒々しかった。 尊が立ち往生していると、その土地の海女の姉妹「黒砂」(いさご)と「真砂」(ま…
天空の鳥居:倉岳神社
「空飛ぶ羽根と引き換えに 繋ぎ合う手を選んだ僕ら それでも空に魅せられて 夢を重ねるのは罪か」♪ 天草の天空の鳥居「倉岳神社」(くらたけじんじゃ)へ行ってきました。 倉岳神社は天空の、と言うだけあって山頂に鎮座しています…
大富神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 09
福岡県豊前市に鎮座の「大富神社」(おおとみじんじゃ)は景行帝の行宮跡であると伝えられていました。 当地は旧豊前国にあたります。 景行帝は豊前国に行宮を建てて、岩屋の土雲族を征伐のとき勅して本社に平定を祈らせ、土雲族を平ら…
岩屋神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 08
旧記に景行天皇当国の賊徒を討伐あらせ給ひし時、麻剥の徒山中の洞窟に屯集し皇命に従わず帝親ら此れを討伐し給ふ 福岡県田川郡福智町に鎮座の「岩屋神社」(いわやじんじゃ)を訪ねました。 参道から階段を少し昇ると 社殿が見えてき…
鹿毛馬神籠石:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 07
飯塚市鹿毛馬の田園地帯にぽつんと厳島神社が鎮座しています。 細い参道の先に社殿が見えました。 社家の庭と思われる場所にも小さな祠。 階段を登って、立派な拝殿に至ります。 祭神は「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)、「…
薩都神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 番外・ツチグモ論
これより北に薩都里(さつのさと)がある。古に国栖がおり、名を土雲(ツチクモ)と言った。これを兎上命(ウナガミ)が兵を挙げて誅滅した。その時に上手く殺せたので「福哉」(さちなるかも)と言った。これにより佐都(さつ)と名付け…
若八幡神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 06
風が心地よい。 香春の三峰から吹き降ろす秋風は、稲穂を撫でて、我が屋敷の中まで通り抜ける。 屋敷の窓から見える空は、どこまでも青く、高く澄んでいた。 同族の長らの命と引き換えに、無様にも生き延びてしまった妾の余生は、皮肉…
古宮八幡宮:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 05
福岡県田川郡香春町に聳える三峰の神奈備「香春岳」(かわらだけ)。 しかしその一ノ岳は無惨にも、石灰石採掘により見事平らに削られてしまっています。 いやはや人の業の深きこと。 その上、ニノ岳も採掘が始まりつつあるというので…
パパもにっこり、ママもにっこり
『光のお供え』ってやつを買ってしまいました。 こんなやつです。 小っちゃっ! 皿はお供え用の一番小さなサイズです。それに3個入っちゃいます。 ガチャの小ぶりの景品くらいの大きさです。 これは「水」。 アクリルの中に閉じ込…