那讀佐神社:八雲ニ散ル花 八上恋歌篇 00.5

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島根県出雲市東神西町、神西湖の南東にある高倉山のふもとに「那讀佐神社(なめさじんじゃ)があります。
ここは「須勢理姫」ゆかりの神社だと聞いたので、訪ねてみました。

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なんだか豪快な手水舎があります。

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遠目に見えてはいましたが、これはなかなかなものです。

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登っても折れてまた階段です。

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まだ続きます。

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拝殿が見えました。

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階段はなかなかきつめですが、素敵な神社です。
苔むした階段や参道も味わいあります。

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ちゃんとした手水もありました。

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狛も苔むしています。

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祭神は「葦原醜男命」(大国主の別名)と「須勢理姫命」です。
大国主とスセリ姫が、仲睦まじく過ごした宮跡と伝わるようです。

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境内も広くはないのですが、逆にそれが素朴さを増して、愛の巣的な感じです。

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スセリ姫は、ちょっと嫉妬深いところがまた魅力的な姫です。
実は出雲神話の女神の中で、結構好きな姫でした。

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しかし彼女は記紀が創作した神だったのですね、残念デス。。

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スセリ姫はスサノオの娘という設定ですが、スサノオこと徐福には、出雲に娘はいません。
出雲妻である「高照姫」との間には「五十猛」という息子がいるのみです。
佐賀妻である「市杵島姫」との間には「穂屋姫」を儲けますが、なんと彼女は五十猛の妻になっています。
母違いの兄妹の結婚です、良いのか??

そして徐福が中国に帰ったのちに穂日が大国主を死に追いやってますので、スサノオの娘と結婚するなんてことはあり得ないのです。
これは富家の伝承によるものですが、まあそうなんだろうと思います。

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那讀佐神社から少し離れた場所の九景川の渓谷に、甌穴「岩坪」があります。

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岩坪入口の石板の先にある洞穴に荒神が祀られています。

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そしてしばらく進むとそれらしきものが見えてきました。

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岩坪明神の祠が置かれています。

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岩坪の由緒書きです。

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穴らしきものがありますが、完全に砂に埋まっています。
由緒書きをよく見れば、こんなものだと書いてあります。
干ばつの時にこの砂を掘り出して雨乞いをすれば、忽ち雨が降るのだとか。

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看板の写真はこうです。

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小さな石が水流でくるくる回って、丸い甌穴を作り出すそうです。

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実際はこう。

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ポストみたいな箱の中に、説明書きもありました。

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祠のそばから降りれそうです。

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岩坪はスセリ姫が生誕時に産湯を使ったと伝えられています。

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「出雲国風土記」神門郡滑狭郷(なめさのさと)条に、所造天下大神(大国主)が和加須世理比売命(スセリ姫)のところへ妻問いに行ったときに、社の前に磐石があり、表面が滑らかだったことから大神が「滑磐石(なめしいわ)なるかも」と言い、それが郷名の由来となったと記されています。

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この「滑磐石」が「岩坪」であると云うことです。
神話・物語の話にはなってしまいましたが、それでもロマンティックでいいんじゃない。

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