宇津良姫塚:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 21

福岡県みやま市瀬高町太神に伝わる「宇津良姫」(うずらひめ)の痕跡を訪ねてきました。 この辺りは田園が広がっており、小川や水路が網の目のように流れています。 車を走らせていると、ぽつんと森を発見。 田んぼの中を参道が伸び、…

千田聖母八幡宮:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 20

景行帝が肥後国山鹿に陣を敷いた時、南の方の茂賀の浦に、八つの光が夜となく昼となく見えたので、大臣を遣わして確かめさせた。 「寒・言・神・尊・利・根・陀・見」と八つの言葉を発するそれは、躰一つにして八頭を持つ大亀であった。…

大宮神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 19

景行帝が玉名から阿蘇に向う途中、山鹿の杉山に行宮を造り、茂賀の浦・震岳にいた土雲を征伐した。 後に帝の神霊を行宮の地に祀り、大宮と呼んだ。 熊本県山鹿市山鹿の「大宮神社」(おおみやじんじゃ)を訪ねました。 景行天皇を主祭…

北宮阿蘇神社

阿蘇・菊池一族の聖地「北宮阿蘇神社」を訪ねました。 社前の階段を降りると、菊池川が流れています。 階段脇には「菊池一族御刀洗所 万病の神水」と彫られた石碑があり、ここはその昔、菊池一族が刀を洗った場所だと云うことです。 …

名石神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 17

熊本県玉名郡長洲町の「姫ヶ浦」にやってきました。 ここは、日向御刀媛(ひむかのみはかしびめ)が景行帝のあとを追って、長洲に来たものの既に帝は発った後で、女官と共に海に身を投げて石になってと伝えられていました。 姫ヶ浦にほ…

健軍神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 番外

熊本市内で最古の神社と云われる「健軍神社」(けんぐんじんじゃ)は、景行帝の時代に、朝来山(あさこやま)の土雲を征伐した、健緒組命(タケオクミノミコト)を祀ったと伝えられていました。 社前には電車通りの大鳥居から神社まで続…

姫浦神社

熊本県上天草市姫戸町姫浦に鎮座の「姫浦神社」を訪ねました。 この姫浦神社には、景行天皇にまつわる伝承が残されていました。 天皇が葦北より不知火海に来た時、暴風に遭って船は転覆の危機を迎えます。 この時一緒に乗っていた姫が…

夫婦岩神社(熊本)

熊本県球磨郡あさぎり町にある「夫婦岩」(めおといわ)を訪ねてきました。 途中、旧須恵村役場近くに「おいちの墓」と書かれた案内板を見かけました。 細道の一角にあったのは、小さな石憧(せきとう)。 正確には、その六地蔵石憧の…

高屋神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 15

景行12年7月、熊襲が背いて貢ぎ物を差し出さなかったので、帝は筑紫に下り、その年の11月、日向に入り、高屋に行宮を建て、住まいとした。 宮崎県宮崎市村角町に鎮座の「高屋神社」を訪ねました。 参道の入口には、一ノ鳥居の代わ…