にこ淵

投稿日:

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もっと仁淀ブルーを感じたい☆
キリコ号をぶぃ~んと走らせて、仁淀川の聖地「にこ淵」(にこぶち)へ行ってきました。

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「仁淀ブルー」(によどぶるー)とはネイチャーカメラマンの高橋宣之氏が提唱し、2012年のテレビ番組で紹介され、全国に知られるようになった呼称です。

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この仁淀ブルーが堪能できる場所として、「安居渓谷」、「中津渓谷」などが挙げられますが、その中でも「にこ淵」は、高橋氏に「この青こそ仁淀ブルー」と言わしめた場所であると言われています。

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にこ淵入口までは車で行くことができ、また駐車場も完備されていますが、トイレがありません。
にこ淵は地元の方は近寄らないという神聖な場所です。
トイレはにこ淵の1km手前の場所と、「グリーンパークほどの」に公衆トイレが用意されています。

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にこ淵は道路から約50m降った場所にあります。
以前はとても急な下り道だったそうですが、2020年4月1日に金属製の階段が設けられました。

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そのおかげで、誰でも簡単に、安全に滝壺まで行くことができます。

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しかしにこ淵が神聖な場所であることに変わりはありません。
ゴミを捨てるなどはもってのほか。

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階段を降りていくと、おお、その神秘のブルーが姿を現しました。

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谷間に光る、エメラルドの滝壺。

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これが「にこ淵」です。

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滝の落差は10mほど、しかし豊富で清らかな水が轟音とともに流れ落ちます。

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そしてこの透き通ったガラスのような水。
思わず吸い込まれそうになりますが、決して入水してはいけません。
にこ淵には、次のような伝説がありました。

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むかしむかし、高知城下に大金持ちの商家があり、美しい娘さんがいたそうです。しかし親は、強欲なあくどい商売で儲けたため、そのばちが当たって、美しい娘の肌は次第に荒れていきました。
そして、とうとう、夜になると蛇に姿を変えて、川へ行き水浴びをするようになったのです。
そこで親は「人目につかないところで暮らしなさい」と、娘に大金を持たせて旅へ送り出しました。娘は、伊野から川をさかのぼり、にこ淵のそばに家を見つけて「ひと晩だけ泊めてください」と頼んだそうです。山の人は親切で「お城下からたいへんやったねぇ」と迎え入れて、夕飯を食べさせました。娘は「ごちそうさまでした。私は寝相がとても悪いので、作業小屋の甑(こしき)(和紙の原料の楮(こうぞ)を蒸す大きな桶のような道具)の中で寝かせてください。ただし絶対に覗かないでくださいね」と言ったそうです。
家の主人は「若い娘が妙なことを言うよ」と不審に思い、夜中にそっと覗いてしまいました。すると、甑(こしき)が持ち上がり、とぐろを巻いた大蛇が見えたので、腰を抜かしました!それに気づいた娘は大蛇の姿のまま「見てしまいましたね。約束を守ってくれたらお礼を差し上げたのに」と言い残して、にこ淵へもぐっていき、そこの主(ぬし)(水神様)になったそうです。

いの町観光協会HPより

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このような伝説から、にこ淵は地元の方は近寄らない、神聖な場所だと言われています。

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しかしそれならば、なぜ禁足地とせず、階段まで作って観光客を受け入れているのか。

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それは確かに地元の人にとって神聖な場所であることに違いはないのでしょうが、むしろ仁淀ブルーの源流を汚さないためにそのように伝承されてきたのではないでしょうか。
この美しき聖域を多くの人に見て欲しい、でも穢されることは望まない。
地元の方達の心情と思いやりを知って、節度をもって訪れたい場所です。

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この宝石の滝壺は、太陽の位置によって色合いが変化するのだそうです。
そして最も美しく輝くのは陽射しが淵全体に降り注ぐ正午前後。

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タイミングを合わせてやってきた僕でしたが、陽射しは淵全体でなく淵の半分ほどに降り注いでいました。
しかしこれはこれで、色に濃淡が生まれて僕好みです。

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また滝の注ぎ口には岩が嵌っており、それをよく見ると亀の頭のように見えました。
古代ににこ淵で祭祀が行われていたとしたら、この岩も祀りの対象だったのではないでしょうか。

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ともかくも、いつまでも眺めていたい、そう思わせられる神秘の淵だったのでした。

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3件のコメント 追加

  1. こういう貴重な自然は節度を以て訪問したいですよね。地元の方の思いを大事にしたいですよね。

    いいね: 1人

    1. CHIRICO より:

      はい、実はこうしたメッセージは、自分自身への戒めの意味もあります。
      人より良いものを撮ろう、もっと撮ろうとすると、得てして節度を失ってしまうこともありがちです。どんなに良いものが撮れるのだとしても、心を失ってはならないという戒めです😊

      いいね

  2. CoccoCan より:

    惹きつけられますね。仁淀ブルー。地元の方が崇めている神聖な場所、大切にしたいですね。
    夏に旅行した氷見もそうでしたが、うちの近所もゴミが落ちていなくていつもきれいです。
    地域の人が手をかけて、土地を大切にしているのがわかります。
    私はジプシーのように数年ごとに引っ越しをしていて、「長年暮らした土地」というものがないのですが、
    身近なものを大切にしている地元の人々は貴重な存在だと感じます。

    いいね: 1人

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