意宇の杜:語家~katariga~ 22

「今は国は引き訖(を)へつ」と詔りたまひて、意宇の杜に、御杖衝き立てて、「意恵」(オウェ)と詔りたまひき、故、意宇と云ふ。 – 『出雲国風土記』 出雲・六所神社にある出雲国府跡と、意宇の神奈備・茶臼山の中間の…

九十九里浜:語家~katariga~ 21

『里人の われに告ぐらく 汝が恋ふる 愛(うつく)し夫(つま)は もみじ葉の 散り乱れたる 神名火の この山辺から ぬばたまの 黒馬に乗りて 川の瀬を 七瀬渡りて うらぶれて 夫は会ひきと 人そ告げつる』(3303) 「…