朔(さく)、new moon。地球から見て月と太陽が同じ方向となり、月から反射した太陽光が地球にほとんど届かなくなること、またその時刻。
本来の新月は朔の後に初めて見える月のことで、陰暦二日までは月はほとんど見えないので、陰暦三日ごろの月(三日月)のことであった。
しかし精密な天体観測がなされる今日では朔と新月は同義である。
陰暦では、朔日を月の始まる日「1日」とする。月の始まりは「月立ち」(つきたち)、転じて「ついたち」と呼ぶ。
「このろうそくは本物だから」そう言って僕に渡してくれたのは、とてもシンプルなろうそくでした。
その通り。本物とはいたってシンプルなものです。
僕と、月に帰っていった曽良くんを思って下さった二本のろうそく、そこには「満月」と「新月」の名前が付けられています。
今日は新月だから、少しだけろうそくに火を灯します。
やわらかな灯りに照らされて、しっとりとした蝋の香りが漂います。
余計なものは一切ない。
炎のゆらめきには鎮静作用があるといいますが、確かに真芯の奥に何かが坐すのを感じます。
人はこうして、天と一本の糸で繋がるのでしょうか。
新月に願い事をすると、夢が叶うのだそうです。
何か一つだけ願うとしたら、そんなのわかりきったこと。
もう一度、曽良くんと出逢えますように。
明日から7月ですね!!今月は先月に比べてPV数も少なかったことから少し、記事を随筆していく上で反省しないといけない部分があるかな?と思いました。
それにしても『ついたち』を『月立ち』と呼んでいたなんて不思議です。
今日は新月なんて事も、若い20代の頃は全く気にしませんでした。
陰暦の世界にハマるのも、奥が深くて楽しそうですね!(^^)!
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シゲちゃんさん、僕のブログは今の形になるまでに3回作り直しています。最初はとても拙い旅行記から始まりました。
とにかくしぶとく書くことではないでしょうか。そのうちに何かピンとくることがあるはずです。
僕の場合は、老後にもう一度空想の中で旅ができるようにという目的で書いています、実は。
なので基本的にPV数は気にしていないのですが、それでも増えてくると嬉しいものですね。
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素敵なお友達からの贈り物ですね。
蝋燭の灯はそらくんにも届いていますね。
「ついたち=月立ち」が語源だったとは。陰暦の名残は至る所にあって面白いです。
月には何でも見透かされているような、不思議な力を感じます。
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日本の言葉というのは、情緒があって良いですね。
僕は月のひんやりとしたあたたかさが好きです。
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