平泉寺白山神社:白姫 13

養老元年(717年)に越知山の泰澄によって開かれたという「平泉寺白山神社」(へいせんじはくさんじんじゃ)へやってきました。 そこは白山信仰の元となる聖地の一つでした。 平泉寺白山神社は福井県勝山市平泉寺町に鎮座しています…

長滝白山神社:白姫 12

霊峰白山、雪化粧をまとった姿はまこと麗しく、月あかりに浮かぶ神奈備を、越智の巫女は崇め祀ったのです。 洲原神社を出て156号線をひたすら北上すれば、美濃馬場「長滝白山神社」(ながたきはくさんじんじゃ)に至ります。 表本宮…

越知山 越知神社:白姫 11

竹葉瀬ノ君が親元を離れ、息長姫の養子となるべくたどり着いた敦賀。 その北、約40kmのところにも越知の名前がありました。 福井県越前町にある「大谷寺」、ここは「越の大徳」泰澄が11歳のとき(692年)に創建したといわれる…

洲原神社:白姫 10

龍神さまの磐座の、水面に浮かぶ白い月。 わたしは衣を脱ぎ捨てて、白きお山から注がれた長良の清水に身をひたす。 ゆらゆらとゆれる月影を諸手のひらで掬いとり、冷き甘露をすすり吸う。 ああこれぞ命をくくる源ぞ、月夜見の持てるを…

阿奈波神社:白姫 09

「わが恋は 三島の浦の うつせ貝 むなしくなりて 名をぞわづらふ」 大山祇神社の海の玄関口、宮浦港。そこには石造りの巨大な一の鳥居が立ち、かつて門前町だった頃の賑わいを偲ばせます。 その港の先にあるのは、一つの神社と一体…

横殿宮跡:白姫 08

伊予国一の宮にして日本総鎮守、旧国幣大社、大三島宮・「大山祇神社」(おおやまづみじんじゃ)を再訪しました。 瀬戸内・芸予諸島最大の島である大三島に鎮座するその神は、『釈日本紀』に「御島に坐す。神の名は大山積…一名を和多志…

矢矧神社

愛媛県今治市の朝倉地方に鎮座の「矢矧神社」(やはぎじんじゃ)を訪ねます。 社伝によると、越智氏の祖、小千の「天狭貫王」(あまさぬきのおう)の廟として祀られ、往古には朝倉宋廟本社と号していたと記されています。 当社で毎年5…

阿波土柱

土柱(どちゅう、earth pillar、hoodoo)は礫や砂からなる段丘礫層(土柱礫層)が風雨により侵食され柱状になったもの。土柱が生成される条件としては直立した崖をつくる礫層があることや、頂部に侵食抵抗性のある地層…

伊尾木洞

高知県安芸市の神秘、「伊尾木洞」(いおきどう)に行って来たっちゃ。 伊尾木洞は高知市から車で40分、55号線のすぐそばにある洞窟です。 以前この伊尾木洞内には、なぜか白肌の生まれたままの姿の女性があちこちにいらっしゃった…

北川村「モネの庭」マルモッタン

四国・高知県の外れに、「モネの庭」があるというので行ってみました。 そこにはまるで時が止まったかのような、光の画家が愛した風景があったのでした。 モネの庭がある北川村は、とにかく遠い。遠いのです。 高知市内から車で1時間…

龍蛇神神社

今回、勢いで壱岐にやって来ましたが、その一番の目的は、龍蛇神神社の参拝でした。 この神社の存在を僕が知ったのは前回の壱岐旅の記事をアップしていた時ですから、実に8年越しのことだったのです。 福岡からフェリーで往来する場合…

一之宮神社

日尾八幡神社で知ってしまった、伊予比売の2度の悲劇。 彼女は当初、夫と共に久米郡神戸郷古矢野神山に祀られていたそうです。その場所は現在の松山市小野町にあたるそうで、そこには一之宮神社がありました。 そこから水に流され、平…