夜尾道と金太郎

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せっかく尾道に泊まったのだから、夜の港町を歩いてみました。

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ファンタジック尾道の夜はミステリアス。

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まるで異世界ダンジョンに迷い込んだようです。

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「オマエサマナー オレサマパンダー」
「オレサマ オマエ マルカジリ!」
「コンゴトモ、ヨロシク…」

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ダンジョンで遭遇したパンダーを仲魔にした後は、MPを補給しなければなりません。

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尾道名物のひとつ、瀬戸内の海の幸。その楽しみ方も様々ですが、串かつでいただくというチョイスもグッドです。
尾道の超有名店「一口」さんへ来てみましたが、ここに入店できるのはエラバレシ者だけ。ちょっとやそっとのオノミチ経験値では敷居をくぐれません。
ミシュラン掲載店でもありますので、チャレンジャーはチャレンジしてみてください。

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サスライのオノミチスト五条桐彦がたどり着いたのは、尾道の隠しダンジョン「金太郎」。

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穴場、というやつです。

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八坂神社・嚴嶋神社のお隣というのもポイント高し。

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ここには「かんざし灯籠」があります。
むかし尾道に浜屋という繁盛した店がありました。浜屋の主人は一人息子の清吉に、隣町の越後屋の娘との縁談を考えていましたが、清吉は貧乏長屋に住むおキヌという娘を恋していました。
身分の違う二人の仲は町中の噂となり、それを知った浜屋の主人は清吉に早くおキヌと別れるよう言いました。しかし清吉は一度おキヌに会って欲しいと言って引きません。
そしてある日、浜屋の主人がおキヌに会ってみてもいいと言いました。
喜んだ清吉は呉服屋で上等の着物をおキヌに与え、ついに父親に会わせる事となりました。ところが浜屋の主人はおキヌを一目見ると、「先祖の掟通りにかんざしを挿していないじゃないか」と言って、清吉との結婚を許しませんでした。
これを聞いたおキヌは悲しみのあまり久保明神のそばの海に身を投げ、清吉もおキヌの後を追い同じ海に身を投げたのでした。清吉を失くした浜屋の主人は力を落とし、やがて店も落ちぶれていきました。

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ある時、尾道築島の久保明神におキヌの幽霊が出るという噂がたちました。おキヌは夜な夜な明神様の銀杏の木の下に現れ、「かんざし欲しい、かんざし欲しい…」と悲しげな声で訴えるのだといいます。
おキヌを哀れに思った町の人達は、おキヌが身を投げた銀杏の木の横にかんざしの形の燈籠を建て供養したのだということです。

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金太郎さんの店内に入りました。これよこれこれ、この秘密部屋感。

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一口さんはアットホームな和気あいあい感が高評価ですが、金太郎さんではちょっぴり人見知り風のマスターがお一人で切り盛りされています。

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金太郎さんでは¥2,600の「おまかせ10串コース」を注文するのがスタンダード。

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コースですので、前菜やお通しも出ますが、これも美味しい。
タレはソース・生姜醤油・ごまだれ・ポン酢、それに塩などでいただきます。

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串は海のもの山のもの、魚・肉とバランスよく出てきますが、どれも丁寧に調理されていて本当に美味しい。
途中、ツナとチーズとズワイガニの春巻きが出ましたが、これは10串の中には含まれていない箸休め的なものでした。

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食後はあったかいとつめたいの美味しいやつが、デザートに出てきます。
大満足。

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口下手そうなマスターとも次第に会話がはずんでいきましたが、福岡から写真を撮りにきて、尾道ロイヤルホテルに泊まっていることを告げると、
「西國寺がいいよ、西國寺行った方がいい、今行った方がいい、西國寺行った方がいい」
と仕切りに勧められます。
「観光客は千光寺に行って尾道ラーメン食べるけど、僕は絶対西國寺に行った方がいいと思う」

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そこまで言われたら、行かないわけにはいかないじゃないですか。

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「ごちそうさま~」と店を後にしたら西國寺目指しましたよ。

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そしたら

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本当にすごく良くて笑っちゃいました。

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なにこれ~、すげえ。

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常世か!

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感動しすぎたので、この後もう一度金太郎さんに戻ってお礼を言いました。
「西國寺、最高!」
そのときのマスターの嬉しそうな顔は忘れられません。「金太郎」も最高です♪

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