正月の参拝には相応しくないのかもしれませんが、どうしても訪ねたくなり、白鹿権現(ししごんげん)まで車を走らせました。 次作を書いていく上で、「命」と向き合う必要があったからです。 前回、白鹿権現を訪ねたのは2013年の夏…
カテゴリー: 大分
御許山”常世考”:白姫 番外
2022年9月5日、嵐の前の御許山(おもとやま)はまさに、常世を体現する異界となっていました。 この日は以前から、滋賀の織姫・かわち嬢(人妻)が九州までお出でになるとのことで、僕がエスコートを買って出ていたのでした。 嬢…
白山神社(宇佐):白姫 番外
宇佐神宮の元宮、大元神社の正覚寺登山口に向かう途中、「左用之神」という場所がありました。 左用之神? ああ、サイノカミか。 一応、鳥居のようなものが立てかけてあり、 こんなとこにもサイノカミ。 これはちょっとやりすぎじゃ…
白山神社遺跡:白姫 番外
大分県宇佐市安心院町に謎のストーンサークルがあるというので行ってみよう! そう、「轟山」へ! そこは「白山神社遺跡」と呼ばれています。 車を止めると、なんだか厳かな参道があります。 ほわわ~なんだこれ、入っていいのか?ち…
椎根津彦神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 番外
故(かれ)、其の国より上り幸(いでま)しし時に、亀の甲(せ)に乗りて、釣を為つつ打ち羽挙(はふ)り来る人、速吸門に遇ひき。 爾くて喚び帰せて問ひしく 「汝は誰ぞ」 答えて曰ひしく 「僕(やつかれ)は、国つ神ぞ」 又、問ひ…
玉来神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 25
五馬山 昔者、此の山に土蜘蛛有り、名をば五馬媛と日ひき。因りて五馬山と日ふ - 『豐後國風土記』 大分県日田市天瀬町五馬市、ここには土雲族の戸畔「五馬媛」(いつまひめ)がいたと伝えられています。 天瀬温泉の南側に位置する…
久津媛神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 24
昔、纏向日代宮(まきむくのひしろのみや)で即位した大足彦天皇(おほたらしひこのすめらみこと/景行帝)は、球磨贈(くまそ)を征伐して、凱旋する時、筑後国の生葉行宮(いくはのかりみや)を発ち、この郡に訪れた時、神というものが…
禰疑野神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 14
景行の軍勢は、打猨を討つために、禰疑山を越えた。 このとき、敵の射る矢が横の山から降る雨のように飛んできた。 帝は城原に一旦引き返し、戦況を占って川のほとりに陣を置いた。 兵を整え、先ず八田を禰疑山にてうち破ることに成功…
緩木神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 13
大分県竹田市九重野の長閑な山村の先にある「緩木神社」(ゆるぎじんじゃ)を目指します。 川が流れているその向かいに 緩木神社はありました。 森と水の氣が濃い神社です。 鳥居の横では、蛇が日向ぼっこをしていました。 当社は第…
城原神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 12
大分県竹田市米納に鎮座の「城原神社」(きばるじんじゃ/城原八幡社)を訪ねました。 長閑な集落にあり、境内の周りを堀が囲う情緒ある神社です。 手水は垣根の外にあります。 橋を渡って境内へ。 祭神は八幡社でありながら「景行天…
俵積神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 11
景行は群臣と話し合い、言った。 「今こそ、大勢の兵を動かしてツチグモを討とうと思う。もしツチグモが我らの兵の勢いを恐れて山野に隠れてしまえば、必ず後に憂いとなるであろう」 景行の軍勢はすぐに海石榴樹(椿の木)を採って、そ…