台風14号による高千穂の現状

なんてこったい! あの美しい渓谷が この有り様です。 しかし被害を受けてなお、神々しいと感じるのは不謹慎だろうか。 写真はこちらからお借りしました。 一日も早い復旧を願っております。とりあえずどれか寄付しようと思うけど、…

蛇ヶ淵の滝

「水は生まれて、周り回っている」 素敵なハンドルネームさんに教えていただいた「蛇ヶ淵の滝」を探し訪ねてきました。 深い峰々を越えた先にある高千穂。 谷深い川と険しい山に囲まれた高千穂は不思議な場所だと、その方はおっしゃり…

高屋神社:八雲ニ散ル花 土雲歌譚篇 15

景行12年7月、熊襲が背いて貢ぎ物を差し出さなかったので、帝は筑紫に下り、その年の11月、日向に入り、高屋に行宮を建て、住まいとした。 宮崎県宮崎市村角町に鎮座の「高屋神社」を訪ねました。 参道の入口には、一ノ鳥居の代わ…

鵜戸神宮:八雲ニ散ル花 龍宮ノ末裔篇 00

その日、波荒れる日向の産屋で、一人の皇子が生まれた。 「波打ち際に鳥の鵜(う)の羽で小さな産屋を建ててください。私はそこであなたの子を産みます。」屋根をふき合わせないうちに生まれた皇子は、草(かや)につつまれ波瀲(なぎさ…

大浪池

薩摩は韓国岳の南西の麓、そこに見目麗しい乙女がいました。 その娘は村一番のお金持ちで有名な、庄屋の娘でした。 庄屋の夫婦はお金には不自由しませんでしたが、年老いて子宝がないのがとても寂しく、毎日毎日山の神様にお祈り続けて…

槵觸神社:八雲ニ散ル花 アララギ遺文篇 20

アララギの村に秋の収穫の祭りがやってきた。 今年はそれに合わせて、里の新たな王の就任式も執り行われることとなった。 新たな王のために建てられた王宮は二つあり、それはタケミナカタが諏訪に建てた、春宮と秋宮を真似たものだった…

向山神社:八雲ニ散ル花 アララギ遺文篇 19

神話の里「高千穂峡」、そこは観光バスが行き交い、毎日多くの人で賑わいます。 名所スポットに立てられた案内板には、お茶目でちょっぴり猥雑な神話の由来が書かれています。 しかしその溪谷を渡り踏み入れた先はまったく別の気配が残…

乳ヶ窟:八雲ニ散ル花 アララギ遺文篇 18

「しのべやたんがん さぁりやさぁそふ まとはや ささくり たちばな。」 イザナキ・イザナミの両祖神を祀り、天孫ニニギが天八重雲を押し分けて降臨したとされる「日向の高千穂の二上の峯」の麓に、三毛入野と名乗る男と、右大臣富高…

鬼八塚:八雲ニ散ル花 アララギ遺文篇 17

高千穂に伝わる「鬼八」(きはち)の話は、草部吉見神社の「国龍命」( くにたつのみこと )であり、阿蘇津姫の父親「会知早雄」(おうちはやお)である可能性がでてきました。 「鬼八」は渡来人でこの地に稲作を広め崇められた人物だ…