吉備の中山で出会ったご婦人の妖精がささやきます。 「鬼ノ城にお行きなさいな」 まるでロールプレイングゲームの主人公のように、僕は鬼ノ城を目指すのでした。 真っ白。。 雨が降って来ました。 「鬼ノ城」(きのじょう)は、岡山…
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中山神社:八雲ニ散ル花 吉備王篇 06
岡山県津山市一宮に鎮座の「中山神社」(なかやまじんじゃ)へやってきました。 参道入口に妖怪チックなケヤキの御神木があります。 「ぐへへ、おいてけ~」 津山市指定天然記念物です。 妖怪樹さんは樹齢約800年とされ、尼子の兵…
血洗の滝:八雲ニ散ル花 吉備王篇 05
岡山県赤磐市是里、吉備から美作方面へ向かう途上の吉井川の支流滝山川の深部に、「血洗の滝」(ちあらいのたき)はあります。 ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトがこの滝で血にそまった剣を洗ったというのが名の由来です。 お…
石上布都魂神社:八雲ニ散ル花 吉備王篇 04
吉備津から美作地方へ向かう途中、岡山県赤磐市の山中にある備前国一宮「石上布都魂神社」(いそのかみふつみたまじんじゃ)を訪ねました。 一ノ鳥居までもずいぶん山道を走ってきましたが、案内板によるとこの先に本社があり、さらに奥…
吉備の中山:八雲ニ散ル花 吉備王篇 03
「吉備の中山の山中には磐座がありますよ」 「どのくらいかかりますか?」 「いえ、距離的には1キロ半くらいでしょうが、なんてったて道が急だからね、がんばって」 地元の方からそう教えられたら行くしかありません。 ええ、がんば…
鯉喰神社・楯築遺跡:八雲ニ散ル花 吉備王篇 番外
吉備の国平定のため吉備津彦の命が来られたとき、この地方の賊、温羅(うら)が村人達を苦しめていた。 戦を行ったがなかなか勝負がつかない。 その時天より声がし、命がそれに従うと、温羅はついに矢尽き、刀折れて、自分の血で染まっ…
吉備津神社:八雲ニ散ル花 吉備王篇 02
岡山市北区吉備津に鎮座の備中国一宮「吉備津神社」(きびつじんじゃ)にやってきました。 一時期はこちらを「吉備津彦神社」と称したこともあるそうで、少し混乱します。 参道入口に「矢置岩」という磐座があります。 由来には「当社…
吉備津彦神社:八雲ニ散ル花 吉備王篇 01
イサセリ・ワカタケの軍勢は、キビ地方全域と美作地方を占領し、その軍勢は各地に分散して住み着くことになった。 イサセリ彦とワカタケ彦は、キビの中央に当たる「キビの中山」に定住した後、名前を変えた。前者は大キビツ彦となり、後…