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おはようございます。 今日も良い一日でありますよう、出づ芽、出づ芽、出づ芽。

戸田の海岸:語家~katariga~ 結

ここに天武天皇が詔りされた 「私が聞くところによると、諸家に伝えられている帝記及び旧辞は正実に違い、多く虚偽が加えられたものが多いという。今このあやまりを改めなければ、時を経ずしてその旨は失われることであろう。これは我が…

意宇の杜:語家~katariga~ 22

「今は国は引き訖(を)へつ」と詔りたまひて、意宇の杜に、御杖衝き立てて、「意恵」(オウェ)と詔りたまひき、故、意宇と云ふ。 – 『出雲国風土記』 出雲・六所神社にある出雲国府跡と、意宇の神奈備・茶臼山の中間の…

辛の崎:語家~katariga~ 20

『つのさはふ 石見の海の 言さへく 辛の崎なる 海石にぞ 深海松生ふる 荒礒にぞ 玉藻は生ふる 玉藻なす なびき寝し子を 深海松の 深めて思へど さ寝し夜は 幾だもあらず 這ふ蔓の 別れし来れば 肝向ふ 心を痛み 思ひつ…

高角山:語家~katariga~ 19

『秋山に 落つる黄葉 しましくは な散りまがひそ 妹があたり見む』(137) 「秋の山に落ちるもみじ葉よ、しばし散らないでおくれ。妻のあたりを眺めたいから」 人麿が出発した夕方には、渡津村の東方の空に浅利富士が見えた。そ…

浮布池:語家~katariga~ 18

「お前、今までろくに化粧なんてしなかったじゃないか」 兄は妹の変わりように呆れていたが、そんな言葉などどこ吹く風で、女は一層めかし込んだ。 都風の垢抜けした人麿に女は恋心を抱いていた。 孤独と失意の人麿にとっても渡津の女…

伊柑神社:語家~katariga~ 17

島根県浜田市下府町に「伊甘神社」(いかんじんじゃ)が鎮座しています。 当地は石見国庁跡であると伝えられます。 石見国府が廃止された跡には、小野一族がかれらの祖先である大和6代目大君「国押人」を祀る伊甘神社を建てました。 …

高津柿本神社:語家~katariga~ 16

「高津柿本神社」(たかつかきのもとじんじゃ)は、島根県益田市高津町に鎮座しています。 社名の通り、歌聖柿本人麿を祀る神社で、柿本神社の本社を謳います。 当社創建の由来は、柿本人麿が残した辞世の歌 『鴨山の 岩根し枕ける …

戸田柿本神社:語家~katariga~ 03

戸田は出雲よりずっと西の、日本海沿岸の小さな村である。大道山が海岸まで迫り、平地は少ない。海岸は素朴な砂浜で、漁をするにも良い港とは言えなかった。 その戸田で漢部家は字を変え綾部家となり、田畑を借りて農業を始めることにし…

六所神社:語家~katariga~ 02

島根県松江市大草町に「六所神社」(ろくしょじんじゃ)は鎮座しています。 その参道は「王の川」を意味する意宇川から伸びており、当社が出雲の古い王家に縁があることを忍ばせます。 古代出雲王国では、西王家の郷戸家と東王家の富家…

眞名井神社:語家~katariga~ 序

さらさらと風が吹く 一面の稲穂に風が吹く 島根県松江市山代町にある「眞名井神社」(まないじんじゃ)、ここで二人の男が出会うところから、『人麿古事記と安万侶書紀』の物語は始まります。 田園広がるこの場所は、八雲町熊野を源流…

御井神社:八雲ニ散ル花 八上恋歌篇 01

出雲市斐川町に出雲大社の祭神「大国主」の最初の妻と伝わる「八上比売」(ヤガミヒメ)とその娘を祀った神社があるというので、訪ねてみました。 「御井神社」(みいじんじゃ)です。 大国主は兄弟神と一緒に、美しいと評判の八上姫に…