猫の細道(尾道イーハトーブ)

初恋の風が吹く尾道の路地坂は、美女と猫がよく似合う。 帰りの新幹線まで時間があったので、尾道を散策してきました。 その場所は「猫の細道」。 猫の細道は天寧寺三重塔から艮神社にかけて続く、約200mほどの細い路地。 ノスタ…

夜尾道と金太郎

せっかく尾道に泊まったのだから、夜の港町を歩いてみました。 ファンタジック尾道の夜はミステリアス。 まるで異世界ダンジョンに迷い込んだようです。 「オマエサマナー オレサマパンダー」 「オレサマ オマエ マルカジリ!」 …

わらしさんのネタばらし

朝霧の隠れ里、三次のマヨイガ「手打そば 山菜料理 わらべ」さんを訪ねてきました。 わらべさんは、座敷わらしに会えるそば屋さんで知る人ぞ知る名店でした。 希望すれば、1日2組限定で、そのおそば屋さんに泊まることができました…

葦嶽山

『日本の山をピラミッドとする説は多々あり、長野県の皆神山や秋田県の黒又山などが知られている。無論、これらの説に考古学的な裏付けはない。』by Wikipedia ・・・でしょうね。 長年のトラウマと決別するべく、僕は広島…

手打そば 山菜料理 わらべ

「ええ今思えば、あれは貴重な体験だったのかもしれません」 そう言う氏の額から頬にかけて、冷たい汗が一筋流れた。 「私には霊感などないのだと思っていました。でも、あの日…」 それは4月初旬のことだったという。 広島県北の山…

尾道:御袖天満宮

千光寺から階段をぽつぽつと降りてくると、天寧寺の三重塔が見えてきます。 この景観は尾道のイメージとしてよく使用される構図です。 この天寧寺から艮神社の東側にかけて続く細い路地は「猫の細道」と呼ばれ、地域猫とアーティストの…

尾道:千光寺

「坂の街」「文学の街」「映画の街」おのみち。 林芙美子、志賀直哉に愛され、小津安二郎監督や大林宣彦監督を魅了した小さな港町が言わずと知れた「尾道」です。 愛媛ドライブの途中、そういえば娘から職場の社長さんに尾道のおすすめ…

國前寺

広島のど真ん中、JR広島駅から500mの稲荷町に「稲生神社」(いなりじんじゃ)が鎮座しています。 元和5年(1619年)の創建と云われている稲荷信仰の当社ですが、のちに「稲生物怪録」で知られる稲生武太夫が合祀され、祭神と…

大頭神社:親魏和國ノ女王 番外

嚴島の神烏「ごがらす」四羽が飛来し、御烏喰式(おとぐいしき)を行った後、親烏二羽は紀州熊野に帰り、子烏二羽は嚴島の弥山に残って、次の一年間の祭りを享ける。 これにより大野は古くから別鴉郷(べつあのさと)と呼ばれた。 広島…

埃宮:親魏和國ノ女王 序

豊国軍が安芸の国に留まっていた248年頃、女王宇佐豊玉姫は安芸国の埃ノ宮で没し、その遺体は「安芸の宮島」に仮埋葬された。 戦時中であるので、女王の墳墓は厳島には造られなかったが、遺骨は宇佐に移された。宇佐八幡宮から見える…

稲生物怪録(平太郎とあやかしの30日間)

「稲生武太夫」(いのうぶだゆう)は、三次藩士の子で幼名を「平太郎」という。 三次地方に伝わる『稲生物怪録』(いのうもののけろく、いのうぶっかいろく)は、江戸時代に実在した16歳の少年・平太郎が体験した妖にまつわる話である…

太歳神社

寛延2年(1749年)、備後の国・三次。 生ぬるい風が吹く、真夏の夜。 馬洗川には、かがり火を灯す鵜飼の舟がゆらゆらと浮かんでいた。 町内の屋敷に住む一人の青年、稲生平太郎の前には、歳の頃40ほどの裃を着た武士がいた。 …