茨城県西部の下妻市に鎮座する「宗任神社」(むねとうじんじゃ)を訪ねます。 車を停め歩いていると、「日本一早い豆まき」と大きく描かれた看板が目に入りました。 これは社名にもなっている祭神の阿部宗任が、大晦日から眠りにつき1…
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大甕倭文神社:八雲ニ散ル花 東ノ国篇 15
時に二神にして曰く「天に惡神あり、その名は天津甕星、亦の名を天香香背男という。」 ー 日本書紀 巻第二 神代下 “八雲ニ散ル花 東ノ国篇”最後の訪問地は「大甕倭文神社」(おおみかしずじんじゃ)となります。 「おおみか」の…
酒列磯前神社:八雲ニ散ル花 東ノ国篇 14
茨城県ひたちなか市の「酒列磯前神社」(さかつらいそさきじんじゃ)を訪ねました。 先の「大洗磯前神社」と二社でひとつとされ、海岸沿いに7kmほど離れた位置に鎮座します。 約300mの長い参道は社叢のトンネルになっていて、一…
大洗磯前神社:八雲ニ散ル花 東ノ国篇 13
斉衡3年(856年)、常陸国鹿島郡の大洗磯前に降り立つ神があった。 海水で塩作りを生業とする者、夜半に海を望めば、そこに光り輝くものを見た。 翌日、海辺には二つの奇妙な石がある。 それは両方とも一尺ほどの神が造ったとしか…
息栖神社:石室神社:八雲ニ散ル花 東ノ国篇 12
東国三社の最後の一つ、「息栖神社」(いきすじんじゃ)へとやって来ました。 茨城県神栖市にある息栖神社は、東国三社の中でも、ちょっと異質な感じがしました。 息栖神社の駐車場に車を停めたら、すぐに境内が見えますが、 ここは反…
大戸神社 / 側高神社/ 沼尾神社 / 坂戸神社:八雲ニ散ル花 東ノ国篇 11
東国三社の鹿島神宮と香取神宮には、それぞれ重要な二社の境外摂社があります。 東国三社参りではつい見落としがちですが、訪れる価値のある神跡が、そこにありました。 【大戸神社】 「大戸神社」(おおとじんじゃ)は、香取神宮の真…
鹿島神宮:八雲ニ散ル花 東ノ国篇 09
「ついにマズいやつがやって来たか」 暗雲に包まれる出雲の空を見上げ、オオクニヌシはこぼした。 見れば、荒れる稲佐の浜に、三柱の神の姿が、雷光の影となって映っている。 中心の男は剣の柄を波に立たせ、その切っ先に胡座で坐して…