前回の海童神社群巡りの際、もう一社訪ねた海童社がありました。 佐賀県武雄市北方町志久焼米に鎮座の同名社です。 34号線沿いに建つ一の鳥居から北に向かって参道を登ります。 右手には滔々と水を湛えた焼米溜池(やきごめためいけ…
カテゴリー: 語リ草子
海童神社群:筑秦ノ饒速日 番外
以前、古代史大好き出雲の高校生さんとやりとりした中で「海童神社」について盛り上がり、その際に有明海沿岸に海童神社が集中して鎮座していることに気がつきました。 そこでぼちぼち参拝してみることにしてみました。 最初に訪れたの…
亀石遥拝所(志賀海神社境内):八雲ニ散ル花 龍宮ノ末裔 安曇番外編04
立花山と三日月山は古くは二神山と呼ばれ、イザナギ・イザナミを祀っていたと云います。 それは玄界灘からは双子の山のように見え、かつての海や陸の交通の目印として崇められてきたことに由来します。 そこで僕は少し気になって、志賀…
立花山大クス:八雲ニ散ル花 龍宮ノ末裔 安曇番外編03
\(^o^)/ オワタとは、本来両手を上げてバンザイを表す顔文字である。起源は明確にはされていない。 2000年代初期にかけて携帯電話に初めから収録されていた事もあり一般的に使われる。 大手掲示板サイト2ちゃんねるで初め…
三日月山:八雲ニ散ル花 龍宮ノ末裔 安曇番外編02
「女ではない、立花だ!」 夫・立花宗茂が豊臣秀吉の命により朝鮮へ出陣すると、留守となった柳川城を守ったのが誾千代(ぎんちよ)でした。 誾千代は立花家の女性たちを武装させ、「女子組」を統率します。 見目麗しいと評判の誾千代…
立花山:八雲ニ散ル花 龍宮ノ末裔 安曇番外編01
一書に曰く、 スサノオが言うには、「韓郷の嶋には、是金(こがね)銀(しろがね)がある。それを輸入するのに我が子らの治める国に浮宝(船)が無ければ困るであろう」 そうして鬚髯(ひげ)を抜き散らすと杉に、胸の毛を抜き散らすと…
高岡神社:八雲ニ散ル花 番外
いよいよイツセひきいる大船団が、東に進む日がきた。 すべての軍勢が笠沙の湾に集結したあと、東へ向かった。佐多岬(鹿児島県)と足櫂岬(高知県)を過ぎ、土佐国の南岸ヘ進んだ。 高知県高岡郡窪川町の高岡神社には、モノノベ王国の…
大山祇神社:八雲ニ散ル花 番外
伊予国の風土記に曰ふ。乎知の郡。御嶋。坐す神の御名は大山積神、またの名は和多志大神なり。 是の神は、難波高津に御宇しめしし天皇の御世に顕れましき。 此神、百済国より度り来まして、津国の御嶋に坐しき。云々。御嶋と謂ふは、津…
古事記・日本書紀ではもう満足できないあなたへ 〜富王家伝承考察への誘い
約700万年前にアフリカに誕生した人類の祖先は、6万年前アフリカを旅立ち、4・3万年前に日本に到達したと云われています。そこから縄文期・弥生期を経て、今の「日本人」の礎が築かれていくわけですが、その過程で様々な渡来人…
初瀬路は かしこき道そ 恋ふらくはゆめ 〜『人麿古事記と安万侶書紀』の世界
日頃より『偲フ花』を応援いただき、ありがとうございます。そして私「五条桐彦」の初となる著書『人麿古事記と安万侶書紀』をお買い上げいただいた方、心から感謝申し上げます。この本を書くきっかけとなった、斎木雲州氏との奇跡のよう…
海ならず たたへる水の底までも 〜太宰府ノスタルジア
「海ならずたたへる水の底までに清き心は月ぞてらさむ」 海ほどに深く湛える水の底にあろうとも、私の心が清きことは月が照らし明らかにしてくれるであろう。「東風吹かば…」と双璧をなす菅原道真の名歌です。 この世界はどうにも、ず…
ありきたりなパワスポではもう満足できないあなたへ 〜日本信仰の原点「霊山」を訪ねるディープトリップ
日本というのは不思議な国で、こんな小さな列島に、八百万もの神々が住んでいます。神の発祥は自然崇拝にあるとしたなら、それはひとえに、この小さな島国に、大陸並みの自然が凝縮されているということを表しています。日本人はこの大自…