光前寺

むかしむかし、信濃の光前寺の床下で山犬が子犬を産んだ。それを見かけた光前寺の和尚は、親子の山犬を世話することにした。 やがて母犬は子犬達を連れて山に戻ったが、子犬のうちの1匹を寺に残していった。 この子犬は「早太郎」と名…

足神神社

静岡県浜松市天竜区水窪町の山中に「足神神社」(あしがみじんじゃ)という、ちょっと変わった神社が鎮座しています。 ここは古来より日本最大級の難所と言われる「青崩峠」の麓になり、脚の病治癒に霊験がある神社で、山深い場所にもか…

矢奈比売神社(見付天神)

むかしむかし、旅の僧が見付の里に立ち寄った時のこと、とある家の方からさめざめと泣く声が聞こえてきました。 その家の屋根には、白羽の矢が刺さっていました。 「どうしてお前たちはそんなに泣いているのだ」 僧が尋ねると、 「毎…

わらしさんのネタばらし

朝霧の隠れ里、三次のマヨイガ「手打そば 山菜料理 わらべ」さんを訪ねてきました。 わらべさんは、座敷わらしに会えるそば屋さんで知る人ぞ知る名店でした。 希望すれば、1日2組限定で、そのおそば屋さんに泊まることができました…

手打そば 山菜料理 わらべ

「ええ今思えば、あれは貴重な体験だったのかもしれません」 そう言う氏の額から頬にかけて、冷たい汗が一筋流れた。 「私には霊感などないのだと思っていました。でも、あの日…」 それは4月初旬のことだったという。 広島県北の山…

國前寺

広島のど真ん中、JR広島駅から500mの稲荷町に「稲生神社」(いなりじんじゃ)が鎮座しています。 元和5年(1619年)の創建と云われている稲荷信仰の当社ですが、のちに「稲生物怪録」で知られる稲生武太夫が合祀され、祭神と…

続石

遠野にある「続石」(つづきいし)という奇岩を訪れてみます。続石は遠野物語にも出てくる名勝のひとつです。 「千葉家曲り屋」を少し下ったところに入り口がありました。 そこから15分ほど山道を歩くことになります。 道はそこそこ…

雨宮神社(トトロの森)

熊本県球磨郡相良村川辺、人吉にほど近いその場所に『トトロの森』と呼ばれている神社があります。 「雨宮神社」(あまみやじんじゃ)です。 田園にこんもりと盛り上がった杜。 案内板には雨乞いの神様とあります。 参道の途中に竹で…

穴守稲荷神社

羽田には、動かしてはならない鳥居がある。 羽田のミステリー、「穴守稲荷神社」(あなもりいなりじんじゃ)を訪ねました。 穴守稲荷神社は東京都大田区羽田の街の中に鎮座しています。 参道の距離は僅かながらも、杜のトンネルとなっ…

稲生物怪録(平太郎とあやかしの30日間)

「稲生武太夫」(いのうぶだゆう)は、三次藩士の子で幼名を「平太郎」という。 三次地方に伝わる『稲生物怪録』(いのうもののけろく、いのうぶっかいろく)は、江戸時代に実在した16歳の少年・平太郎が体験した妖にまつわる話である…

オッパショ石

徳島市内中心地、小売店舗などが立ち並ぶ一角に、墓が立ち並ぶ一角があります。 ここは焼香庵跡墓地という、無縁仏の墓になるそうです。 その角にある奇妙な墓石が「オッパショ石」。 「オッパショ」というのは徳島地方の方言で「おぶ…

清姫の墓

清姫の父 真砂の荘司藤原左衛之尉清重は 妻に先立たれて その子清次と暮らしていた ある朝散歩の途中 黒蛇に呑まれている白蛇を見て憐れに思い助けた 数日後 白装束の女遍路(白蛇の化身)が宿を乞い そのまま清重と夫婦の契りを…