雨宮神社(トトロの森)

熊本県球磨郡相良村川辺、人吉にほど近いその場所に『トトロの森』と呼ばれている神社があります。 「雨宮神社」(あまみやじんじゃ)です。 田園にこんもりと盛り上がった杜。 案内板には雨乞いの神様とあります。 参道の途中に竹で…

穴守稲荷神社

羽田には、動かしてはならない鳥居がある。 羽田のミステリー、「穴守稲荷神社」(あなもりいなりじんじゃ)を訪ねました。 穴守稲荷神社は東京都大田区羽田の街の中に鎮座しています。 参道の距離は僅かながらも、杜のトンネルとなっ…

稲生物怪録(平太郎とあやかしの30日間)

「稲生武太夫」(いのうぶだゆう)は、三次藩士の子で幼名を「平太郎」という。 三次地方に伝わる『稲生物怪録』(いのうもののけろく、いのうぶっかいろく)は、江戸時代に実在した16歳の少年・平太郎が体験した妖にまつわる話である…

手打そば 山菜料理 わらべ

「ええ今思えば、あれは貴重な体験だったのかもしれません」 そう言う氏の額から頬にかけて、冷たい汗が一筋流れた。 「私には霊感などないのだと思っていました。でも、あの日…」 それは4月初旬のことだったという。 広島県北の山…

オッパショ石

徳島市内中心地、小売店舗などが立ち並ぶ一角に、墓が立ち並ぶ一角があります。 ここは焼香庵跡墓地という、無縁仏の墓になるそうです。 その角にある奇妙な墓石が「オッパショ石」。 「オッパショ」というのは徳島地方の方言で「おぶ…

清姫の墓

清姫の父 真砂の荘司藤原左衛之尉清重は 妻に先立たれて その子清次と暮らしていた ある朝散歩の途中 黒蛇に呑まれている白蛇を見て憐れに思い助けた 数日後 白装束の女遍路(白蛇の化身)が宿を乞い そのまま清重と夫婦の契りを…

沼御前神社

弘安年間(1278年~1287年)の7月のこと、「おなつ」という少女が沼沢湖で泳いでいる最中に消息を絶ち、大騒動となった。 村人は昼夜問わず、おなつを捜し回ったが、ついに見つかることはなかった。 3日が過ぎた頃、村に滞在…

玉藻稲荷神社:玉藻前奇譚 03

舳先が水を切る音、風を受ける帆の音、 波に揺れる船上で碧い海の彼方を見つめている私。 ここは、そう知っている、あの真備とか言う男の船の上。 遥かな時の先で、私は霧散したと思ったが、それも夢だったのか記憶は曖昧だ。 ともか…

殺生石(欠片・九重):玉藻前奇譚 02

玄翁心昭(げんのうしんしょう)は、南北朝時代、越後国で生まれ、5歳の時、国上寺で出家した。 18歳で曹洞宗に改宗し總持寺の峨山禅師に入門、師事すること10年。 師から「もう何も教えることはない」と印可証明を与えられてから…

殺生石:玉藻前奇譚 01

時は奈良時代、順風に帆を揚げ、大和に向けて海原を進む遣唐使船で、真備は困り果てていた。 彼の前には16歳ばかりになる、目に涙を溜めた美しい少女が座っていた。 「何ゆえそなたは儂の船に乗っておるのだ」 しばらく押し黙ってい…

太宰府・伝衣塔

太宰府天満宮の細道に、ひっそりと知る人ぞ知るパワースポットがあります。 すっかり観光地化した太宰府天満宮は、今では異国の声が飛び交い、風情を楽しむのは難しくなっています。 しかし参道を一本外れると、そこには昔と変わらぬ静…

雲八幡宮

今を遡ること八百年の昔 源氏と平家 鳥の左右の二つの翼のごとく 車の二つの輪のごとく 天下を二分して相争い ついに天下は現時の征する事となった。哀れ平家の落人よ… 壇ノ浦より逃れ逃れて ここ耶馬溪の里に 敢無くも打ち滅ぼ…