志賀海神社大祭・山誉め祭~神功皇后紀 番外

君が代は 千代に八千代に さざれいしの いわおとなりて こけのむすまで あれはや あれこそは わが君の御舟なり うつろうがせ みがいに命 千歳という 花こそ咲いたる 沖のおんづの 潮早にはえたらぬ つるおにくわざらぬ 潮…

神在神社〜神功皇后紀 外伝

何と長閑なこと… 穏やかな陽気の中、自分の前後に連なる行軍を眺め、女はわずかに目を細めた。 松浦国では、鏡山の山頂に登り祭祀した。 そこから遥か遠く、海の向こうを眺めてみたが、神の示した異国は見えなかった。 しかし女は、…

弓弦羽神社

神戸市に気になる神社がありましたので、行ってみました。 弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)です♪ 御祭神は、かの金メダリスト「羽生結弦」くんです♪ というのはウソです♪ 弓弦羽神社はとても小さな神社でした。 神戸の住宅街の中…

坐摩神社

摂津国一宮といえば「住吉大社」となりますが、中世にその末社になったとのことで、もう一社、摂津国一宮を称する神社があります。 大阪のど真ん中にある「坐摩神社」(いかすりじんじゃ)を訪ねてみました。 坐摩神社は、一般には「ざ…

高穴穂神社

滋賀県大津市の穴太(あのう)、住宅地に挟まれるように「高穴穂神社」(たかあなほじんじゃ)があります。 ここは、今から約2000年前、第12代景行天皇が築いた「志賀高穴穂宮」(しがのたかあなほのみや)があったと云われていま…

八女津姫神社

遠くの連なる山々に薄明かりが差し込み、朝霧が淡い紫色に染まる。
 「ああ、なんと美しい光景か。あそこには神がおわすのではないか。」 随分と殺した。恭順か死か、それを迫った。一度でも反抗したものは決して許すことはなかった。…

出石神社〜日矛伝(神功皇后紀外伝)

男は茫洋と広がる景色の中にいた。 (これは夢か、私は眠っているのか) 男はそう理解した。 しかし見えている映像は、曖昧な夢というには、あまりにリアルで、鮮明だった。 その場所に見覚えがあった。 「誰にも受け入れてもらえな…

磐余の若桜宮〜神功皇后紀 終

2月17日春、大和国磐余に築かれた都、若桜宮には賑やかな笑い声がこだましていた。 数々の武将や一般の民も迎えての大宴会だ。 戦で、片腕を失った者も、片目を失った者も、息子や父、伴侶を失った者もいたが、 この時ばかりは皆、…

氣比神宮〜神功皇后紀 39

「お父様、ただいま帰ってまいりました。」 そこには懐かしい、優しげな風が吹いていた。 琵琶湖のほとり、田園の中にある小高い丘の上で、神功皇后はそっと目を閉じていた。 そこは神功皇后の故郷であり、優しかった父、息長宿禰王が…

逢坂〜神功皇后紀 38

「我々は優勢でございます。 畏れながら、騙し討ちとは納得がいきません」 若く猛る武者、武振熊は物怖じせず、武内宿禰に真っ直ぐに告げた。 「うむ、だが一刻も早く、忍熊王を打ちとらねばならない。 これは皇子様のお命に関わるこ…

住吉大社〜神功皇后紀 37外伝

大阪住吉区にある「住吉大社」(すみよしたいしゃ)は、全国に約2,300社ある住吉神社の総本社です。 博多の住吉神社、下関の住吉荒魂本宮とともに「日本三大住吉」と言われています。 境内に着くと、大きな石燈籠が目に入ります。…

生田神社〜神功皇后紀 36

「今が好機よ」 物部肝咋連は得意の策謀を働かせていた。 忍熊王の軍は思いの外、手強い。 明石の海にさしかかった辺りで反撃を受けた皇后軍は、進退窮まり苦戦を強いられていた。 潮の流れもうまくない。 「こんなところで立ち止ま…