別宮大山祇神社:白姫 06

愛媛県今治市に鎮座の「別宮大山祇神社」(べっくおおやまづみじんじゃ)を訪ねました。 当社はその名の通り、伊予国一宮の大山祇神社の別宮とされます。 別宮大山祇神社のすぐ隣には別宮山南光坊(べっくさんなんこうぼう)というお寺…

伊佐爾波神社:白姫 05

愛媛県松山市の温泉郷「道後温泉」(どうごおんせん)。 その道後山山腹に鎮座する「伊佐爾波神社」(いさにわじんじゃ)を改めて参拝いたしました。 ずっしりとした石の階段。 この伊佐爾波神社の階段でひと汗かき、そして道後の湯に…

日尾八幡神社:白姫 番外

伊豫豆比古命神社を訪ねてみて、愛比売のことはなんとなく分かりました。 がそれは僕が違和感を感じていた常世織姫事件の真相には応えていません。 すると写真を撮っている僕に話しかけてくる地元の方がいらっしゃいました。 「神社が…

伊豫豆比古命神社:白姫 04

愛媛県松山市居相町に鎮座の伊豫豆比古命神社を訪ねてきましたが、その前に東に1kmほど離れた場所にある「大山祇神社」を参拝しました。 境内入口に大きな伊豫豆比古命神社の幟が立っていますので、境外摂社のようなものでしょうか。…

多伎神社:白姫 03

「竹取物語を知っているか、与四郎」 夕餉のさ中、朝日丸が私に聞いてきた。 「たけとりの翁、竹を取るに、この子を見つけて後に竹取るに、節をへだてて、よごとに、黄金ある竹を見つくることかさなりぬ」  私が幼い時、母がよく話し…

大根地神社 後編:白姫 02

「朝日丸、客じゃ」 「なんだお前は、また濡れたままではないか」  山頂の御堂に入ると、朝日丸と呼ばれた妙齢の女性が神棚の前で趺坐していた。 「叛相か…」  朝日丸は朝近の濡れた髪を手ぬぐいでわしわしと拭きながら、私を一瞥…

大根地神社 前編:白姫 01

 ざりっ、ざりっ  草を踏む足底に小石が擦れる音がする。かなり登ってきたはずだが山頂はまだ見えない。迷ってしまったか。 「ふう」  岩に腰掛け、竹筒を取り出す。栓を抜き口元に近づけるが水は出てこない。分かっていたことだが…

邇幣姫神社と御礼旅:語家~katariga~ 番外

2022年も気がつけば5月。 かねてから行きたかった島根『人麿古事記と安万侶書紀』出版御礼の旅に出掛けてきました。 今回、旅先で僕を迎えてくれたのはお二人の天女、そしてまた素敵なご縁と思い出と、僕はポケットに入りきれない…

戸田の海岸:語家~katariga~ 結

ここに天武天皇が詔りされた 「私が聞くところによると、諸家に伝えられている帝記及び旧辞は正実に違い、多く虚偽が加えられたものが多いという。今このあやまりを改めなければ、時を経ずしてその旨は失われることであろう。これは我が…

真行寺と赤人塚:語家~katariga~ 24

九十九里浜から少し内地に向かい、山辺赤人が晩年を過ごしたという場所を探します。 赤人を祀った薬師堂がのちに真行寺となったというので僕は探し訪ねてみましたが、 その場所は山奥にあり、個人の田畑が広がるばかりで、それらしきは…

高滝神社:語家~katariga~ 23

『鴨山の 岩根し枕ける われをかも 知らにと妹が 待ちつつあらむ』(223) 「鴨山の岩を枕に横たわる私のことを知らずに、彼女は待ちつづけているのだろうか」 房総半島の中頃に馬来田(まくた)という場所があります。 JR馬…