澄海岬/礼文島

2日目の朝は、風呂に入る暇もなく、チャチャっと朝食を済ませ、6時にロビー集合。 バスで移動して稚内港から「ハートランドフェリー」にて礼文島に向かいます。 いざ、船出の時よ! ランプウェイに映った人影がおもしろいです。 稚…

留萌小平

「五条くん、2週間休んでいいよ」 と突然、社長からいただいた、僕の”一生で一度”かもしれないご褒美休み。 心の準備も整わぬなか、僕は憧れの小笠原諸島へと旅立ちました。 小笠原へ行くには、基本的に6日間を要します。なのでこ…

すずめの送り火

2025年9月8日、宮崎の桑野内にやって来ました。 これは古戸野神社(ふるどのじんじゃ)の集会所みたいな建物。 そのガラスには、阿蘇の霊峰が映っていました。 昨年末から何度、桑野内に来たことか。 まさかこんな一年になると…

旅立:小笠原帰郷記 5日目〜

「さようならは言わない」なんて陳腐なセリフがあるけれど、この島ではそもそも不用な言葉だ。 「いってらっしゃい」と、手を振る父がいて、母がいる。兄弟姉妹がいて、友人がいる。 厳しさがあり、優しさがある。悲しい歴史があり、輝…

小富士・南崎:小笠原帰郷記 4日目

“この世界の果て”と言ってしまえば、それは少し大袈裟かもしれないけど、確かにそこは、僕の世界の中では南の果てだった。 ついにここまで来たのだという思いが込み上げる。 旅とは結局、いくつもの果ての地を探し求める、終わりのな…

母島:小笠原帰郷記 4日目

母島に暮らす、というのはどんな感じなのだろう。 父島よりも遥か遠い南の島で、町と呼べるものもなく、海が荒れれば物資が届かぬ日も続く、そんな島だ。 それでも、故郷を離れ、荷物一つでこの島に渡り、暮らしていこうと考える人がい…

南島:小笠原帰郷記 3日目

この世界の果てとは、どんなところだろうか。 氷海が広がる極寒の地か、ジャングルの先の断崖絶壁か。 いやきっと、目が霞むほどに眩しい、白砂が広がるエデンの海辺に違いない。 そんな若き日に焦がれた妄想が、そのままそこにあった…

ドルフィンスイム:小笠原帰郷記 3日目

“小笠原に来てやりたい10のこと”を書いたなら、10人中10人が”泳ぎたい”って書くよね。 この島の目の前には、美しいボニンブルーの海がどこにでもある。 でも小笠原ならさらに、”どう泳ぎたい?”っていう選択肢が増えるんだ…

小笠原飯

せっかく遠い島まで来たのだから、島飯を思う存分、食べたいものです。 が、おがさわら丸で一斉に人が流れ込む父島・母島での食事事情は、なかなかハードでした。 昼食をまともにやっている店は少なく、お弁当も早々に売り切れ状態。 …

父島ナイトツアー:小笠原帰郷記 2日目

小笠原に来たなら、夜更かししよう。 満天の星空と不思議な生き物たちの世界へ、一歩だけ踏み込んでみる。 小笠原はヘビやクマ、イノシシもいないから、安心して夜を楽しもう。 小笠原は全てが僕らを歓迎してくれる。 ただし天候に恵…

父島:小笠原帰郷記 2日目

小笠原では、どう過ごすのが正解だろう。 ダイビングやシュノーケリング、セイリングなどのマリンアクティビティは必須だろうし、固有種にあふれた森をトレッキングするのも捨てがたい。 島ならではのグルメも楽しみだし、人との触れ合…