宇龍:満天ニ鳴ル花 神門天狼篇 02.3

風光明媚な出雲・島根半島の日御碕(ひのみさき)。 そこから東へ回り込んだところに、小さな漁村があります。 戦国期には山陰屈指の貿易港として、また江戸時代には北前船の風待港として栄えた「宇龍」(うりゅう)集落。 奈良期に編…

やはり古事記・日本書紀では満足できないあなたへ 〜星祭祀と神門王家考察への誘い

おおよその旅を終えたと感じる僕は、心に少々空白を抱いています。 かつてのような情熱は、確かに薄らいできたと。 古代出雲王家・富家の存在を知り、その伝承地を訪ねることから始めた旅は、気がつけば9年ほどになっていました。 や…

さらに古事記・日本書紀では満足できないあなたへ 〜月神祭祀と常世考察への誘い

むかしむかし古代には、太陽の神と同じくらい、月の神は信仰された。当時は夜空に浮かぶ月の形で暦を読んだので、月読尊と称え、これを崇めた。 月の暦はとても複雑である。新月から満月を経て、再び新月へと至る過程をひと月とすると、…

古事記・日本書紀ではもう満足できないあなたへ 〜富王家伝承考察への誘い

約700万年前にアフリカに誕生した人類の祖先は、6万年前アフリカを旅立ち、4・3万年前に日本に到達したと云われています。そこから縄文期・弥生期を経て、今の「日本人」の礎が築かれていくわけですが、その過程で様々な渡来人の移…

初瀬路は かしこき道そ 恋ふらくはゆめ 〜『人麿古事記と安万侶書紀』の世界

日頃より『偲フ花』を応援いただき、ありがとうございます。そして私「五条桐彦」の初となる著書『人麿古事記と安万侶書紀』をお買い上げいただいた方、心から感謝申し上げます。この本を書くきっかけとなった、斎木雲州氏との奇跡のよう…

海ならず たたへる水の底までも 〜太宰府ノスタルジア

「海ならずたたへる水の底までに清き心は月ぞてらさむ」 海ほどに深く湛える水の底にあろうとも、私の心が清きことは月が照らし明らかにしてくれるであろう。「東風吹かば…」と双璧をなす菅原道真の名歌です。 この世界はどうにも、ず…

あふれる日常ではもう満足できないあなたへ 〜和郷ぶらりロマンス旅のすすめ

日本という国は、まことに良い国である。 人が良い女が良い男が良い 宿が良い湯が良い食が良い物が良い 文化が良い風情が良い景色が良い 良い国なのだから、当然外国の人にも人気がある。日本へ訪れるその多くの人は、礼儀正しい人た…

るるぶやマップルではもう満足できないあなたへ 〜日出づる国の自然美を訪ねる旅

僕の旅は、日本の美しさを探す旅と言えます。地球という星はまさに奇跡の惑星です。世界中を旅すれば、きっとその素晴らしさに酔いしれることでしょう。しかしながら、僕にはその時間も財もなく、日本を旅するのが精一杯。 でもそれでい…

ありきたりなパワスポではもう満足できないあなたへ 〜日本信仰の原点「霊山」を訪ねるディープトリップ

日本というのは不思議な国で、こんな小さな列島に、八百万もの神々が住んでいます。神の発祥は自然崇拝にあるとしたなら、それはひとえに、この小さな島国に、大陸並みの自然が凝縮されているということを表しています。日本人はこの大自…

浮島熊野坐神社

平安時代の長保3年(1001年)、この地を治めていた井王家3代目「井王 三郎直久」は、湿地帯のため五穀の収穫が思うようにいかないため、屋敷神である熊野坐神社に日夜祈っていた。 ある夜、枕元に熊野の神が現れ、「屋敷の北側を…

明神池と白水の里:常世ニ降ル花 特別篇

むかしむかし、阿蘇白川にある明神池に、たいそう仲ん良か男んカッパと娘んカッパが住んどらした。 明神池はたいがいきれいかとこで、娘んカッパは魚と泳いだり、歌ば歌うたりと楽しゅう暮らしとったと。 ところが、男んカッパは退屈で…

出雲「サンロードなかまち」の火災

出雲の商店街「サンロードなかまち」で、6月23日の夜に大火事が発生していたと聞いて、驚きました。 と、いうのも、この3月に1回、5月に2回、僕は出雲に来ており、6月23日も奥出雲を通って米子方面に来ていたからです。 火災…